就活生必見!説得力がある適切なアピールポイントの伝え方

学生生活も終わりが近づき、いよいよ人生の分岐点でもある就職活動!気合も十分でも自己アピールをするのに、どんなアピールポイントを伝えればいいのか、悩みどころでしょう。

今回はそんな就活に役立つ自己アピールの方法をまとめてみました!

アピールポイントを間違えないこと

アピールポイント

就職活動に、かかすことができないのがアピールポイントです。

まず、最初に頭に入れておきたいのが、自己PRで会社は何を見ようとしているかでしょう。それは、人柄、コミュニケーション能力、入社意欲、会社との相性、仕事能力が活かせそうか、プレゼン能力などです。

そこで大事になってくるのが、自分がなにをアピールするべきかでしょう。大体は、やはり性格、バイト経験、部活動やサークルの経験、そういった話から組み立てていくのが一般的です。

しかし、そのような内容の話は当然皆がしていることでしょう。ですので、大事なところはその話の中でいかに他とは違い、印象的で、会社の面接官の目を自分に集めるかが大切となってきます。

他の人たちと同じようにしていては、いくら自分に秀でた部分があったとしても、気づいてもらえません。ただもんもんと性格や経験を伝えるだけなのはよくないです。

こんな性格だからこのように仕事に向き合える、こんな経験をしてきたからその経験をこのように活かしていける、と具体的な何かがあれば、会社側としてもイメージもしやすく、説得力もあり、印象にも残りやすいでしょう。

ただ伝えるだけで、明確なものがないと会社側としては、「ふーん、それで?」といった状態になってしまいます。実際このようなケースは、プロの話などを聞いていると少なくないのです。

「自分は明るくてポジティブな性格です!」といえば悪い印象ではありませんが、「それで?」となってしまいます。

ですが「自分は明るくてポジティブなので、様々な人と交流をもてる自信がありますし、苦しいときでも前向きに仕事に取り組めます!」といえば説得力もあり、相手の関心も引けるので印象にも残りやすいでしょう。

さらに、そこに実体験などを組み込み具体的な内容とともに話しをするのが理想的といえます。

大切なのは自分がアピールしたところにプラスして、「このような成果をあげました」、「こんな風に行動できます」、「経験からこのような知識をえてこんな風に活きています」のように、そこに自身の考えを具体的に盛り込むことです。

それが的確かつインパクトがあれば、きっと素晴らしい印象を与えるはずでしょう。

アピールポイントの勝負は何を伝えるか?から始まっている!

一言で性格、経験といっても伝えようと思えば、何通りもの話があることでしょう。だからといっても、伝えられることは限られています。

では、そんな中からどの内容の話を伝えればよいのかを考えてみましょう。

もちろん自分の功績や自慢、他の人ではなかなかできないような話をできる内容の経験などがあれば、それを強く伝えるのはとても効果的でしょう。

しかし、単なる自慢話はNGです。そこで、どういった部分を頑張ったのか、何を得てどのように活かしているのかを伝えるのが鍵となってきます。ただ自慢話を聞きたい面接官はどこにもいません。

ですが、誰しもがそんな特別な経験を持っているわけではありません。そんな経験がないのであれば、苦労したときの経験を話すのが効果的でしょう。

例えるなら、「自分は、部活動で野球をしていました。なかなか実力が上がらず、ずっとベンチに入ってしまっていましたが、それでも諦めずに普段の練習はもちろん、自主練習も行い、バッティングセンターにも通い続け、晴れてレギュラー入りを決めました!」と伝えるとしましょう。

会社側としては、仕事もこのように諦めることなく、努力を重ね、つらい仕事も乗り越えてくれるのではないだろうか、と考えてくれるわけです。なので、苦労したがこのように乗り越え、今はこんな風に思っています。というような経験を伝えるのも効果的といえるでしょう。

仕事というのは、非常に困難が続く道のりです。技術的にも、人付き合いも上手くいかないことも沢山でてきます。

ですので、困難にも十分立ち向かえると示すことは、会社としても大きな意味があり、将来にも期待してもらえるということです。

アピールする上でも相手の立場で考えよう!

何においても、人と話すのであれば相手の立場に立って考えることは大切です。

それは、このような面接でも同じことでしょう。会社の人事部の方々は、いったいどのような人材を求めているのであろうか、それを見据えるのも大事なことです。

この会社でこのようにしたい、と目標があるのは素晴らしいことです、目標がなければむしろ相手にもしたくないでしょう。ただ、注意したいのはその目標がどこに向かっているのかです。

したいことが、あまりに独創的であったり、気持ちが先行しすぎてしまうと少し間違えれば、会社としては不安の要素になってしまいます。やはり、大体の会社はチームで動いていくものです。

となれば、その目標が行き過ぎてしまえば、チーム行動は大丈夫なのであろうか?変に暴走してしまいめんどくさいことになるのではないか?と思いもよらぬところで墓穴を掘ってしまいます。

ですので、的確に、丁寧に伝えることも重要になってくるのです。せっかくの熱い気持ちも、裏目に出てしまっては意味がないどころか、マイナスになってしまうので気をつけましょう。

会社の立場に立ってみれば、人を1人採用し一生雇用するともなれば、何億というお金がかかるのです。当然一人雇うのも慎重に決めますし、そのリスクを払ってでも採用しようと思えなければ、まず雇いません。

ですので、相手の立場に立ち、どのような人材を欲しているのかを考えるということも、とても大切なことなのです。

自分を雇えばこんなにメリットがあるんだ、と思ってもらえることが1番の採用への近道かもしれません。そこも踏まえ、相手に不信感を与えないように伝えていきましょう。

伝える順序は大切!

話の流れの中で、伝える内容の順序というものは非常に重要です。

ゲームを作成する会社に面接に行き、志望動機を聞かれたときに1番最初に給料の話なんてしたら、正直面接官もがっくり肩を落とすでしょう。

あるいは、もう殆ど話を聞いてもらえるような状態ではなくなってしまいます。確かに給料面は大きな問題です。何をいっても稼ぐために働くわけですから、それは誰にでもいえることでしょう。ですが、仮にいうにしても最後のほうについでに付けておこう、くらいがベストといえます。

このように、話す順序というのはそれだけで印象が大きく変わるほど、大事な役割をもっているのです。そういった、話の組み立てもしっかりとしていれば、不信感を与えることもなく気持ちよく伝えられるはずです。

なにかを伝える上でも、自己PRは1番伝えたい事を冒頭にすると効果的です。結論が最初にでてくると伝わりやすく、その後の説明も相手にすっと入っていってくれます。長い説明になるほど、後に結論をもってくるとくどくなってしまうでしょう。

冒頭に結論をもってくることにより、少し長くなってしまっても、聞き手のほうにも伝わりやすくなるのです。

何か質問したときに、「そうですね!このような理由で自分もそう思います!」と答えられると気持ちがよいですが、「こうでこういう理由があるので、自分もそう思います!」といわれると正直少しくどくて、ちょっと気持ちの悪いものです。

聞いているほうにも、気持ちよく聞けることを意識するだけでも、好印象につながるでしょう。

できる下準備は入念に!

アピールポイントの勝負は何を伝えるか?から始まっている!

考えれば、できる下準備は色々とあるでしょう。アピールポイントを考えるのは当然として、問題はその作り方です。

いくら作ったつもりでも、最初を間違えてしまってはもともこもなくなってしまいます。そこで、今までの自分をよく振り返ってみましょう。

この話をアピールポイントとして話そう、と思うような話しは何通りかあるはずです。周りの人などにも頼り、少し話しをしてみるのも効果的といえます。

自分では気づかないようなことも、人の目線からなら気づけるものもあるかもしれません。自分で自分のことは、分かるようでなかなか分からないものです。

もしそんな簡単に気づくことができて、理解できてしまうのなら人間関係で悩む人もぐっと減ることでしょう。なので、そうして煮詰めていくことも非常に大切です。

これだと思う話が決まったら、後は話の組み立てとなります。上記でも説明したように組み立てはとても大事なので慎重に組み立てましょう。それが仕上がれば、基本となるアピールポイントの完成です。

しかし、ここで油断をしないようにしましょう。まだできることは残っています。それは、志望した会社について色々と調べることです。きちんと調べ、なんとなく会社の雰囲気をつかみましょう。

それからアピールポイントを見直せば、もっとこうしたほうがいいかな?というように気づくこともあるでしょう。アピールポイントの話し方を変え、上手くその会社だからこそといった感じの流れに持っていければベストといえます。

このように、できる下準備は妥協せずに徹底的に準備するべきです。こうした努力も、他のライバルたちに差を付ける大きな一手となるでしょう。

アピールポイントの注意点!

当然のことですが、アピールポイントは人それぞれ様々な内容のものがあります。ですが、その中でもある程度のイメージというのもあります。

ですので、そこのところも上手くカバーしながら伝えていく必要があるのです。例えば、アピールしたいところが学業関係だったとします。もちろん、真面目さや、頭の良さなどは評価されるでしょう。

しかし、それとは別に印象的な問題で、コミュニケーション能力やチーム活動において、少し不安を持たれてしまう可能性もあります。なので、そこは少し工夫が必要です。

学業のことをアピールしつつ、何とか上手くコミュニケーションがあることや、チームで何かを成し遂げたことなどの話しを盛り込ませれば、そういった不安も解消しながら別方面のアピールもできるでしょう。

自分のアピール内容をよく考え、デメリットになってしまうようなことは、あらかじめフォローをいれておくべきです。少しでも不安という穴を埋めることも、採用をもらうためにはかかせないポイントとなるでしょう。

そしてもう1つ注意しておきたいのが、良くあるフレーズです。「誰とでも仲良くなれる」、「打たれ強い」、「なんでもやります」のようなよく使われる、ありがちな言葉になります。面接官も「またか」とおもっているでしょう。フレーズ自体は悪くはないのです。

しかし、面接官が求めているのは、自分にしかない実体験などを基にした具体的な話しなのです。

アピールは徹底的に!

アピールは徹底的にやりましょう。

自分をアピールするためのエピソードも、基本的に話すのは1つの話しになるかもしれませんが、複数の話しを用意しておくと、いざというときに役立つかもしれません。

それも別の話しをしつつ、強みをより具体的に表せるような話しが最高です。質問されたときや、話せそうな流れがあるのであればどんどんアピールしていきましょう。

エントリーシートなどに書いてあることでも、聞かれているのであれば書けなかったことを、より具体的に、積極的に話していきましょう。

相手からの質問は、むしろもっと話しをして自分をアピールできるチャンスと思うくらいが理想的です。面接終了時に、もっと喋りたかった、などと思ってしまうような結果にはしないようにしましょう。

むしろ全部話したから、これで落ちてしまったのであれば仕方がないと、悔いを残さないように話せるときはがんがん話して、どんどん自分を売り込んでいくべきなのです。

今までの苦労を最大限に活かす場であり、どこに入社するかで未来が大きくかわる人生でも滅多にない分岐点なので後悔しないためにも、アピールは手を抜かずに行いましょう。

より深くまで考えておこう!

学生であるかたたちが、いきなり初対面の大人と緊張感のある場で、大切な話しをするわけです。

緊張するなというほうが、無理のある話しであることに間違いはありません。ですから、緊張することは別に悪いことではないのです。むしろ、当然なことなのですから、少しぎこちなくなってしまうのはしかたありません。

問題なのは、面接官から質問を受けたときです。このときにあまりしどろもどろしてしまうと、考えが浅いと受け取られてしまいかねないでしょう。

ですので、志望動機など様々な場面で面接官から質問は飛んできますが、そこはあらかじめ自分のアピールポイントなどに対して、なぜこのように思ったのか、本当にこれで合っているのかなど、自問自答などをして不信を生まないようにきちっと答えられるようにしておくべきです。

そういったことも、かかさずに深く考えておけば、いざというときの不意な質問にもあわてることなく、びしっと答えられるようになっているでしょう。この返答を、的確にきちんと答えることができれば、さらに説得力も増しますし、必ずやっておくべきです。

この自問自答は、ありとあらゆる場面で役に立ちます。実際、優秀といわれるような人たちは殆どの人がやっていることでしょう。

中には意図せずに、自然に癖のようにやっているかたも少なくありません。最初はなれも必要なので大変かもしれませんが、今後の困難のためにもなりますし、ぜひこの機会に習得しましょう。

採用してもらうためのポイントのおさらい!

とにかく大切なのは、伝えたいことははっきりさせ、「それで?」とならないようにポイントをおさえて具体的に伝える、相手の立場になって話しを組み立てる、抽象的な表現で片付けないで、具体的な話しをする、話しの順序には気をつける、そして自問自答を心がけることです。

一筋縄には行かないことばかりですが、この大きな分岐点を成功させるためにも、できる努力は何でもやりましょう。

あなたに、素晴らしく明るい未来が来ることをお祈りします。頑張ってください。

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