★本記事のポイント
・採用担当者が部活動のアピールのどこを見ているかを知りましょう。 |
部活を頑張っていた就活生必見!部活動のアピールポイント
部活動は様々な経験を積むことができる、学生時代の貴重な場です。
そのため、得られることも多いですが、就職活動においてはどのようなポイントをアピールすべきか迷ってしまう方もいます。
そこで今回は、就職活動における部活動のアピールポイントについて紹介します。
採用担当者が部活動のアピールのどこを見ている?
就職活動の企業選考において、自己PRで部活動に関するアピールをする際は、まず採用担当者がどのようなところを見ているのか知っておくことが大切です。
評価されているポイントを正確に把握して、そのポイントに対応したアピールをすることで効果的な自己PRをすることができます。
まず、部活動のアピールでは、自身の役職からアピールする方が多い傾向にありますが、採用担当者から見るとその点はあまり関係ありません。
大切なことは、その役職に就いてどのような動き方をしてきたのか、どんな考え方で工夫していたのか、その役職を通じて何を学んだのか、といったことです。
つまり、どの役職に就いていたとしても評価は変わらないので、役職のみを強くアピールするのは控えるようにしましょう。
また、採用担当者は部活動での努力の過程も見ています。
実績はあるに越したことはありませんが、実績のみを羅列してアピールするのではなく、どのような過程を経て実績を積んできたのかを中心にアピールしましょう。
なるべく具体性を持たせるために、実勢に経験したエピソードなども交えて話すと効果的です。
採用担当者は入社後に応募者がどのような働きをしてくれるのかが気になっています。
部活動を通じてどのような過程を経て成長してきたのかをわかりやすく伝えることで、入社後の働き方をイメージしてもらいやすくなります。
アピールする題材
自己PRなどで部活動に関するアピールをするとき、まずはどのような題材でアピールするのかを考えなければなりません。
題材が決まらなければ、主張したい内容がブレてしまい何を伝えたいのかわかりにくくなってしまいます。
アピールできる題材としては、継続力や忍耐力、協調性などが挙げられます。
継続力に関しては、与えられた仕事を安定して続けられるかどうか、すぐに会社を辞めるようなことがない、といったことをアピールすることができます。
アピールする際は、部活動を続けた期間を具体的な数字にするようにしましょう。
そして、忍耐力では責任のある仕事を任せられても忍耐強く取り組める、ということをアピールできます。
この点のアピールは部活動での結果が出ていなかったとしても、努力してきたことを伝えることでアピールに繋がります。
どのような練習を行ってきたのか、練習がどのくらい大変でどのように耐えてきたのか、など具体的に伝えることを心がけることが大切です。
最後の協調性は、仕事をこなしていく中で、他の社員達と協力しながら仕事を進められることをアピールできます。
この点に関しては、団体競技の部活動に取り組んでいた方がアピールしやすくなっています。
実際に採用担当者へ協調性があることを伝える際は、客観的な視点で協調性があることを示す必要があります。
主観的な視点での協調性は説得力に欠ける恐れがあり、充分なアピールにならないケースも存在します。
アピールする際のポイント
部活動で得た経験を選考などでアピールする際は実際のエピソードを用いて、過去に起きたトラブルや抱えていた課題に対してどのような解決方法をとったのかを伝えるようにしましょう。
部活動のアピールをする就活生は多いため、自分のアピールのみに興味・関心を抱いてもらうことは難しいケースがあります。
しかし、部活動を通して得られたことや学べたことは人それぞれ違うため、自分なりの話し方でアピールを行うことが大切です。
注意点として、面接でアピールする際は採用担当者に与える印象に気をつけましょう。
表情や話し方、話の受け答えなどに気をつけて、マイナスな印象を与えないことが大切です。
自分にとってプラスになる内容のアピールをしていたとしても、印象がマイナスになってしまっては効果的なアピールにはなりません。
また、採用担当者に興味・関心を持ってもらう方法として、結果や実績を提示する方法があります。
何かの大会へ出場したことのある実績や、大会などで上位入賞といった結果を残している場合、これらを中心に話を展開させていくと実践してきた努力や工夫に関しても興味・関心を持ってもらいやすいです。
部活動における役割別のアピール方法
部活動は個人で行うものもあれば、チームで行うこともあるため、それぞれに応じたアピール方法もあります。
個人で行う部活動の場合は、どのようにして自分と向き合いながら部活動を行っていたかをアピールします。
特に、練習が苦しいときや辛いときなど、逆境のある場面での部活動への取り組み方をアピールすることが大切です。
自分に厳しく練習をすることができる、ストイックに部活動に取り組めていた、といった姿勢をアピールできれば採用担当者にポジティブな印象を与えやすくなっています。
仕事をする上でも自分に厳しくしなければならない場面があるので、仕事において逆境に立たされたとき、どのように取り組むことができるのかをイメージしてもらうことに繋がります。
チームで行う部活動の場合は、周囲と協力して取り組むことや、チームワーク力などをアピールします。
職種によっては仕事を進める上で周りの人たちと協力しなければならないこともあります。
チームワークを発揮することで高い成果を上げることが求められる仕事に就こうと考えている方は、重点的にこのポイントをアピールしましょう。
また、チームで行う部活動は協調性や柔軟性などもアピールできるため、志望企業の働き方に応じてアピールする内容を工夫することが重要です。
部活動をアピールする際の注意点
部活動をしていたことは正しくアピールできれば採用担当者にプラスの印象を与えることができますが、アピール方法を間違うとマイナスな印象を与えることもあります。
例えば、ボランティア系の部活動の場合、無償で社会貢献することが活動内容として挙げられますが、企業は有償で仕事をします。
サービスや商品を提供することで利益を得て社会貢献する組織となっているため、企業でも無償で社会貢献することをアピールしてしまうと正しい評価が得られない恐れがあります。
ビジネスという側面を忘れずにアピールする内容には気をつけましょう。
また、文化系や体育会系の部活、どちらでも共通している注意点として、自身の努力や成果を示した上でアピールを行う場合は具体的な数字を用いてアピールすることを忘れてはいけません。
言葉や自分の想いだけでも伝わることがあるケースもありますが、数字を使うことで定量的に自分の成果・実績を示すことができます。
採用担当者にわかりやすく伝えるためにも具体性のあるアピールを行いましょう。
他にも、自身の持つ成果や実績を語るときは、自慢話にならないよう注意する必要があります。
これらはあくまでも自身のスキルや知識を証明し、志望企業にどのような貢献ができるのかを説明するための材料です。
アピールすることの目的を忘れず、求められていることを正しく判断する必要があります。
部活動のアピールは自身をアピールするための手段
★本記事のおさらい
・採用担当者は、部活動を通して何を学んだかと過程までを見ている |
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