採用担当に良い印象を与えるビジネスマナーに沿った話し方とは

採用担当の面接官は言葉遣いをとても重視しています。もし言葉遣いが悪ければ印象が悪くなり、取引先に対しても失礼な言い方をするのではないかと見られてしまいます。

普段の友達同士のラフな言葉遣いではなく、ビジネスマナーに沿ったきちんとした話し方を覚える必要があるでしょう。

話すときは大きな声でゆっくりハキハキとが基本

話すときは大きな声でゆっくりハキハキとが基本

ビジネスマナーでまず大切なのは、声の大きさや話すときの速さといった話し方です。もごもごと何を言っているのかわからず、聞き取りにくい小さい声だと消極的で臆病な性格だと思われてしまいます。

また緊張して早口になってしまうと、相手に伝えたいことがきちんと伝わりません。大きな声でゆっくりと歯切れよく、ハキハキと話しましょう。相手の目を見て話したり聞いたりすることは大切ですが、採用担当者が男性であればネクタイの結び目あたりと相手の目を交互に見るようにすると自然な形になります。

採用担当者にこれから一緒に仕事をしていきたいと思われるような、元気のある話し方を心がけましょう。

一人称は「私」が鉄則!言葉は伸ばさずハッキリと

面接において、自分のことを何と呼ぶかは大切です。普段から目上の人に対して「自分」や「僕」といった一人称を使っていませんか。ビジネスにおいては「私」が正しい呼び方です。できれば「わたし」ではなく「わたくし」と言ったほうが好印象です。

特に男性は「自分」と呼称する人が多いので気をつけましょう。そして、文章の終わりは必ず「です」あるいは「ます」で締めます。その場合も例えば口語調の「思ってます」ではなく、「思っています」ときちんと話しましょう。語尾が曖昧だと自信がなさそうに思われますので、一音一音ハキハキとした話し方を常に心がけます。

また、「あの~」「ええと~」など語尾を伸ばしてしまうと、全体がだらしない印象になってしまいます。そのため、「私は~」「なので~」など言葉を伸ばす癖がある人は注意が必要です。この人なら社員にしても大丈夫と思われるよう、自分の話し方の悪い癖を理解して直すようにしましょう。

相手の企業や役職の人のことは何と呼ぶのが正しい?

相手の企業や役職の人のことは何と呼ぶのが正しい?

面接先の会社のことを指すときは「この会社」などと言わず、「御社」と呼ぶのが正解です。「貴社」という言葉もありますが、これは書面で使われる言葉なので使わないようにしましょう。

また、了承したことを「わかりました」「了解しました」と言う人がいますが、これはNGです。ビジネスマナーでは「承知しました」「かしこまりました」となります。

さらに相手の会社の役職の方のことを呼ぶときは、苗字に役職名をつけて「〇〇部長」と呼びます。丁寧にしようと思って「〇〇部長様」のように「様」をつけるのは不自然です。役職は敬称ですから「様」をつけると重複してしまいます。もし「様」をつけないと乱暴に思える場合は、「部長の〇〇様」と呼ぶと良いでしょう。

自分の言葉を録音して欠点を克服しよう

ビジネスマナーに沿った言葉遣いは一朝一夕でできるようになるのは難しく、頭の中でわかっているだけでは実践しにくいです。そのため、普段からビジネスマナーに沿った言葉遣いで話す練習をしましょう。自分の話し方を録音して、自分だけでなく他の人にも聞いてもらうと欠点がよくわかります。

また、話をしているときの表情にも気をつけることが大切です。緊張のあまり怖い顔にならないよう、口角を上げて常に笑顔を心がけましょう。

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