★本記事のポイント
・エントリーシートがどのようなモノなのか理解しましょう。 |
完全版!選考突破するためのエントリーシートの書き方
就職活動における最初の関門である書類審査では、エントリーシートの内容が合否を左右します。
ただ、エントリーシートはどのように書くと採用担当者の目に留まるのでしょうか。
そこで今回はエントリーシートの書き方について詳しく紹介します。
まずはエントリーシートについて知ろう
エントリーシートというのは、書類選考の課題として提出を求められる書類のひとつです。
書類選考では履歴書の提出も必要で、エントリーシートと履歴書を同じものだと考えてしまう人もいますが、この2つは別の物であると考えましょう。
というのも、履歴書ではその人の「技能」や「資格」「実績」が問われますが、エントリーシートはその人の「人格」を表します。
新卒の採用ではこれまでの職種や実績がないため、その学生がどんな人格であるのか、会社のなかでどのような活躍が期待できるのかといったポテンシャルをもとに採用を行う必要があります。
その人格を判断する材料となるのがエントリーシートです。
そのため、企業はエントリーシート内で人格にまつわるさまざまな質問を設定しています。
その学生の長所に関する質問や、学生時代に力を入れたこと、人には負けない強みは何かといった質問が多く、逆境に負けずに結果を出した経験について聞かれることや、組織をまとめた経験などを問われることもあります。
その一つ一つの質問の中で、その学生がいかに会社の中で活躍できるかを見いだすのです。
企業にとって魅力的なエントリーシート
エントリーシートによって学生の人格を知るということは、言いかえるとエントリーシートによって「会ってみる価値がある人材かどうか」を判断しているとも言えます。
実際に書類選考に通ると面接へと進みますので、エントリーシートを読むだけで「会ってみたい」と思ってもらえる内容にする必要があります。
ただ、企業も通常の業務と並行して採用活動を行っていますので、書類選考にそこまでの時間が割けません。
大企業であれば千枚にも及ぶエントリーシートをたった2人で数日で読むこともあり、1枚1枚のエントリーシートを読むのにそれほど長い時間はかられないのです。
そのため一般的な書類選考ではざっと目を通して「面接に呼ぶ」「落とす」「保留」に分けていきます。
部活動での実績や面白い体験などがあれば目に留まりやすく、その内容も具体的であればあるほど興味を引きます。
例えば、部活動での実績に関する具体的な順位などのわかりやすい結果があれば興味の対象になると言えるでしょう。
また、その結果が個人戦かチーム戦かによっても印象は変わります。
さらに、その活動になぜ取り組もうと思ったのかという動悸がかかれてある場合には、学生の人格や考え方が分かりやすいため、会ってみたいと感じるでしょう。
エントリーシートでは「聞いてください!」とばかりに自分を主張しないことには他のエントリーシートに埋もれてしまいがちになってしまいます。
会ってみたいと思ってもらうためにはしっかりと自分をアピールする必要があります。
エントリーシートを書くコツって?
採用担当者の心をつかむエントリーシートを書くためには、いくつかのコツがありますので紹介していきましょう。
まず、分かりやすく相手に伝えるため、伝えたいポイントをしっかりと絞っておくことが大切です。
学生時代に非常に多くのことを経験してきた人は、どの経験も重要だと考えてしまうことからさまざまなエピソードを盛り込んでしまう傾向にあります。
あれもこれもアピールしたいと考えていても、たくさんのことを書くことで全てがぼやけてしまい、結果的に伝わらないという結果になってしまいます。
そのため、自分の意思で動き、結果につながったことを選び出し、その中で特に印象に残っている内容を絞り込むのがおすすめです。
さらに、エピソードはできるだけ詳しく具体的に書きます。
いつ、どこで、誰が、何をしたのか、なぜそのような結果が生まれたのかなどをしっかりと整理して書くと伝わりやすいと言えるでしょう。
また、エントリーシートはその企業で働くために作成しますので、自分の強みを伝える際には、その企業で自分の強みがどのように活かせるのかを書きます。
社会人として企業の中で活躍するイメージを意識し、社会人になった時に自分の強みをどのように活かしていけるのかを考えておくと採用担当者の目にもとまりやすくなります。
その他にも、採用担当者はエントリーシートをざっと流し読みしていますので、読みやすい文章を心がけましょう。
1つの文章にまとまりがなく、ダラダラと長い場合には内容がわかりにくくなってしまいます。
一文一文が短く、簡潔に書かれ、「結論・理由・結論」の順で文章がまとまっていると非常に読みやすく、読みたいという気持ちにさせることができます。
ここに注目!気を付けておくべきマナー
就職活動のエントリーシートでは内容も非常に重要ですが、社会人となる最初の書類ですので書き方のマナーもしっかりと守ることが大切です。
まず、ビジネス文書であることを頭に入れ、普段の話し言葉は使わないようにしましょう。
「わたし的には」や「~な感じ」といった表現は社会人としてのマナーに反しますので使ってはいけません。
また、メールやSNSなどでよく使用する顔文字や「☆」「!」などの記号もビジネス文書にはふさわしくないと言えるでしょう。
どれだけ感情を伝えたいと思っていても(笑)や(泣)は公式書類に使用しません。
もし、気持ちを伝えたいと考えるのであれば、言葉や文章を使って伝えるようにしましょう。
さらに、分かりやすく伝えるのが重要だからと言ってあまり書かず、余白が目立つ場合にはやる気がないように感じられてしまいます。
「志望動機」や「自己PR」などは企業も注目している項目ですので、なるべく余白を作らないようしっかりとアピールしましょう。
ただ、あまりにも大きな文字で書くと全体のバランスが崩れてしまいます。
書くことがなく、余白を埋めるために大きく書いていると誤解されてしまうこともありますので、字のバランスにも気を付けるのがいいでしょう。
その他にも字は読みやすさを心がけて書きます。
手描きの場合にはボールペンや万年筆を使用して丁寧に記入します。
字が上手いに越したことはありませんが、読み手のことを考えて読みやすい字で書くと、気持ちが伝わりやすくなるのです。
エントリーシートの難関!自己PRの克服法
エントリーシートの項目の中で、難関ともいえるのが「自己PR」です。
自分自身をアピールすることに苦手意識を持っている人も多くみられ、人とは違った特別な活動などをしてこなかっことから、書くことがないと感じる人もいるでしょう。
一般的に自己PRでは何かの大会に優勝したことや、リーダーシップを発揮した経験などを書くべきであると思われがちです。
しかしながら、自己PRは「自分らしさ」に焦点を当てることでも魅力的な内容に仕上がります。
オーディションなどのように目立つ必要もなく、「どんな人物であるのか」「何を得意としているのか」という点を正しく理解してもらうことが大切です。
そのため、自己PRでは自分の特徴を具体的なエピソードを交えて書くことが非常に重要です。
自分の一番のウリが、特別な経験や受賞歴である必要はありません。
性格や能力、強さがウリである場合には、それが自分らしさにつながるとも言えるでしょう。
日常のさまざまな活動の中に自分の一番のウリがあると考えるのであれば、それを一心に伝えることで自分らしさが表現できます。
もし、自分の書いた自己PRが他人に伝わるのかどうかに対して不安だと場合には、家族や友人に自己PRの文章を読んでもらうといいでしょう。
自分の身近な人が「あなたらしい」と感じる自己PRであれば、採用担当官にも魅力が伝わります。
エントリーシートを制して就活を成功させよう!
★本記事のおさらい
・エントリーシートは、就活生の『人格』を表すモノである。 |
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