就活生Aさん
合同説明会に参加するか迷っているのですが、合同説明会に参加するメリットやデメリットはありますか?
チアフル就活担当
そうですね。多くの企業を短時間で知ることができるメリットもあれば、もちろんデメリットもありますので、合同説明会のメリット・デメリットを説明していきますね。
本記事のポイント・合同説明会がどのような説明会なのかを理解しましょう
・合同説明会のメリット/デメリットを理解しましょう

合同企業説明会とは?就活生が知っておくべき合同説明会のメリット・デメリット

就職活動の象徴とも言える、合同説明会。様々な企業が集まり、効率的に情報収集することができる合同説明会は、年間を通して開催されています。

この記事では、合同説明会の内容と開催時期と傾向、そして参加するメリット・デメリットを紹介していきます。

合同説明会とは?

合同説明会とは?

合同説明会とは、多くの企業が一箇所に集まって企業説明会を行なう説明会のことです。たくさんの企業が集まる説明会なので、合同説明会と名付けられています。

また、合同説明会は、略して合説とも呼ばれています。合同説明会の運営元としては、知名度のある大手就職情報サイトが開催しているケースや、大学、地方自治体が開催しているケースがあります。合同説明会のターゲットは、企業への就職を目的にしている、卒業予定の学生です。

大規模な合同説明会では、数百社が大きな会場に集まり、数万人単位の学生が参加するケースもあります。合同説明会の規模は一定ではなく、数十社が集まり、数百人単位で行っているものもあります。

それぞれの企業ブースでは、企業の先輩社員や人事担当者による、説明会が行われています。各ブースは基本的に自由に入ることができて、好きな企業の説明を受けることができます。

人気企業であれば、企業ブースを持たずに、広いスペースで講演形式の説明会を行っているところもあります。企業ブース毎の説明会の内容は、企業全体の概要に関するものが多い傾向です。

また、合同説明会は、集まっている企業の説明を受けるだけではありません。就活ノウハウを学べるセミナーや、筆記試験対策について学べるブースもあります。

ここでは、キャリアカウンセラーや、就活の専門家によるアドバイスが無料で受けられます。セミナーの内容によっては、人気過ぎて満員になり、予約が取れなくなるほどのものもあります。

合同説明会の会場は、大規模なものであれば、東京では東京ビッグサイトでの開催が有名です。また、首都圏では、幕張メッセもよく利用されています。全国的には、首都圏や関西圏など、就活生が多く集まるエリアで開催される傾向にあります。

また、合同説明会の雰囲気は、開催している運営元や、開催されている時期や会場の規模によって変わります。最近では、短期インターン希望の学生を対象とした、合同説明会もあります。

合同説明会の開催時期と傾向

合同説明会の開催時期と傾向

合同説明会は、大規模なものだけでなく、小規模なものも含めて総合的に考えると、年間を通じて開催されています。一般的には、3月から8月にかけてが、最も開催される時期です。

特に、3月は就職活動がスタートする時期なので、就活の開幕にふさわしい、大規模な合同説明会が開催されます。このタイミングで初めて合同説明会に参加する学生が多く、初めての合同説明会で、企業の多さと同期の多さに驚きます。

初めて合同説明会に参加することで、就職活動のスタートを実感することができます。

合同説明会は、一般的には3月から8月に開催されますが、通年を通して開催しているところもあります。3月の就職活動が本格的にスタートする前年の6月から2月までは、就職活動準備期です。この時期に、インターンシップ情報や、企業研究を始めることができます。

就職準備期の6月から8月に開催される合同説明会は、夏から秋にかけてのインターンシップ実施予定の企業から、事業内容とインターンシップ実施内容の説明が受けられます。また、インターンシップを行う予定のない企業も、業界研究・仕事研究に役立つ講演を行っていることもあります。

就職準備期の9月から翌2月までも、合同説明会は行われています。この時期は、秋から冬にかけて開催しているインターンシップ情報を知ることができます。

また、この時期になると、仕事の理解を深めるためのセミナーや講演が増えていきます。そして、3月から5月になると採用情報が公開されるので、大規模な合同説明会が開催されます。

この時期になると、応募や選考に関する情報を収集するために、合同説明会に参加する学生が一気に増えます。大規模な合同説明会が多数開催されるので、今まで知らなかった企業を知ることができるのも、この時期の特徴です。

また、実践的な内容が多く、適性検査や、面接対策、グループディスカッション対策を受けられます。

就活期の6月以降になると、募集中の企業から直接話を聞けるといった、完全に実践的な合同説明会になります。企業によっては、説明を受けた後にその場で選考をしてくれるところもあります。

その面接に突破すれば、次の面接に進みます。就職本格期になると、より主体的な行動が求められる傾向になるので、受け身でなく積極的な姿勢を示したほうが良いでしょう。そのほうが、企業からプラスに評価されます。

合同説明会に参加するメリット

合同説明会に参加するメリット

合同説明会に参加するメリットは多数あります。まず挙げられるメリットが、効率の良さです。合同説明会には多数の企業が参加するので、効率的に複数の企業を研究することができます。

企業が開催している個別説明会に参加するよりも、遥かに効率的に情報収集することができます。学生は、どのような会社があるのかを、まず知る必要があります。

そのため、まずは合同説明会に参加することで、世の中には様々な企業があることを学べます。

様々な企業があることを知ったら、興味のある企業の説明を受けてみましょう。合同説明会なので、志望度合いが高くない段階でも、色々な企業の話を気軽に聞くことができます。

その中には、将来自分が就職する会社があるかもしれません。TVCMなどで一般的に認知されている企業であれば、学生にも認知されていますが、法人を対象とした事業を行なっているBtoB企業などは知らない場合が普通です。BtoBビジネスをしている企業の中には、素晴らしい企業がたくさんあります。

そのため、合同説明会に参加すると、認知度が低い優良企業の存在を知ることができます。そのような企業を知り、企業説明を受けられるのも、合同説明会に参加する大きなメリットでしょう。

白紙の状態で合同説明会に参加したとしても、得るものは大きいです。知っている企業があれば、その企業の説明が受けられます。

そして、気になる企業があればその企業の説明を受けて、興味を刺激します。このような行動を取っていると、自分はどのような企業に興味があるのか、そしてどのような仕事に興味があるのか、少しずつ理解してきます。

自己分析というものがありますが、企業分析をすることで、自分の興味の方向が分かり、それが自己分析に繋がります。これも大きなメリットと言えるでしょう。

また、合同説明会には数多の企業だけでなく、大勢の学生が押し寄せます。そのため、就活仲間を作ることもできます。

企業説明会を受ける前や受けた後のちょっとしたタイミングに、話しかけることで、周りの就活生との接点が持てます。就活仲間として情報共有し合うことは、お互いにとってのメリットになりますし、大きな励みになります。就職活動時代にできた友達が、社会人になってからも長く続くということは、よくあります。

企業との縁、人との縁を大切にすることで、明るい未来が築けるでしょう。この点も、合同説明会に参加する、とても大きなメリットと言えます。

合同説明会に参加するデメリット

合同説明会に参加するデメリット

合同説明会は、メリットの多いものです。効率的に企業分析ができ、知らない企業を学べ、自己分析にも繋がり、就活仲間も作ることができます。

しかし、そんな中でも合同説明会ならではのデメリットがあります。一番よく言われているデメリットは、一回あたりの企業説明時間が短いという点です。なぜなら、合同説明会に参加している企業は山ほどいるので、それぞれの企業の持ち時間が限られているからです。

合同説明会では企業ごとにブースを持っていますが、それでも、一回あたり30分程度の企業説明しかできていません。個別の企業説明会が平均して2時間程度ということを考慮すると、30分程度の企業説明ということは、その企業の概要程度を知ることしかできません。

つまり、深掘りした情報は得られないと言っても過言ではないでしょう。ということは、合同説明会で収集すべき情報は、深い情報ではありません。合同説明会では、知っている企業も知らなかった企業も含めて、広く浅く企業分析するのが正解です。

もし、疑問や質問があれば、企業担当者がブースにいるので、積極的に質問していきましょう。積極的に質問をすると、興味を持ってくれていることが分かるので、好印象を与えることができます。遠慮して何も喋らない学生よりも、高評価になるのは間違いないでしょう。

ただし、マナーには気をつけてください。学生らしく、明るく元気で謙虚な姿勢で質問すると好印象です。

合同説明会に参加する他のデメリットとして、学生によっては企業数が多すぎて、どこから回れば良いのか困ってしまうという方もいるかもしれません。

その答えとしては、あまり難しく考えずに、積極的に話を聞いてみると良いです。企業側としては、話を聞いてもらえる分には誰に対してもウェルカムなので、話を聞くほど喜ばれます。そして、意外なところで、新しい発見が見つかることもあります。

他のデメリットとしては、人が多すぎて疲れてしまうという声も聞きます。確かに、大規模な合同説明会は多くの企業と大勢の学生が集まるビッグイベントなので、とても混み合っています。

そのため、人混みが苦手な方は疲れるかもしれません。消耗するほど人混みが本当に苦手な方は、大規模の合同説明会は避けたほうがいいかもしれません。

合同説明会には、小規模や中規模のものがありますし、絶対に参加しなくてはいけないものではありません。自分にとって合う方法を自由に選択して、就職活動に励みましょう。

合同説明会は、就職活動の第一歩

合同説明会は、就職活動の第一歩

合同説明会に参加すると、本格的に就職活動が始まったことを理解できます。数多の企業がブースを構えて企業説明会を開催し、大勢の学生がブースに集まり話を聞きます。企業説明会だけでなく、適性診断を受け、面接対策やグループディスカッション対策もできます。

競争社会で戦う企業の熱気と、社会人へ向けて新しい一歩を踏み出す学生の新鮮さが、会場全体を盛り上げます。いい就活仲間との出会いもあるかもしれません。合同説明会のメリットをうまく活用して、就職活動の好スタートを切りましょう。

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