インターンシップ申し込みから参加までの流れ
インターンシップの重要性は年々高まってきています。
そのため、「希望の企業から内定をもらうために、インターンシップに参加したい」と考えている学生は多くいます。
では、インターンシップに参加するにはどうすればよいのでしょうか。
今回は、インターンシップに参加するための手順について紹介します。
インターンシップに参加するメリットとは
「インターンシップに参加する必要は本当にあるのだろうか」という疑問を抱いている人も多くいるでしょう。
インターンシップに参加することには、多くのメリットがあります。
まず1つ目は、就職したい企業が見つかることです。
インターンシップに参加すると、企業で業務を実践することになります。
職業体験をすることで、その企業が自分に合っているのか見極めることができるのです。
2つ目のメリットは、内定の獲得につながることです。
インターンシップに参加した学生に対して「やる気がある」「行動力がある」と評価する企業は少なくありません。
インターンシップの参加を本選考エントリーの必須条件にしている企業もあります。
インターンシップへの参加は内定獲得の確率を上げる要素となるのです。
3つ目のメリットは、同じ志を持った仲間ができることです。
インターンシップに参加すると、同じ業界や企業に興味を持つ人と知り合う機会が増えます。
話し合ったり情報交換したりできる仲間がいることは、心強いです。
インターンシップの申し込みはいつするのか
インターンシップの申し込み時期はいつなのでしょうか。
インターンシップが実施される時期は、大きく分けて夏季(サマーインターン)と冬季(ウィンターインターン)です。
夏季インターンは主に7月から9月、冬季インターンは主に12月から2月に行われます。
大学の夏季休業と冬季休業を利用してインターンシップに参加する学生も多いです。
申し込みの締め切りは、開催日の1週間前から2週間前であることが多いです。
ただ、企業によってはもう少し早く締め切ることもあるので、申し込みの期限をよく確認しておくことが大切です。
インターンシップが実施される時期も企業によって異なるので、希望する企業がいつインターンシップを行うのか事前にチェックしておきましょう。
学生を1ヶ月以上の期間受け入れる長期インターンシップというものもあります。
長期インターンシップについては実施時期がはっきりと決まっていないので、参加を希望する人は企業のホームページや情報サイトをこまめに確認しておくことが必要です。
インターンシップ申し込みの窓口はどこか
「インターンシップに参加するまでの流れがよく分からない」という学生は多くいます。
インターンシップに参加するためには、まず申し込みをすることが必要です。
インターンシップの申し込み窓口の一つに情報サイトがあります。
情報サイトには、色々な企業の情報が載っています。
興味のある業種や実施場所などから該当する企業を検索することもできます。
そのため、幅広い企業から申し込み先を探したい人は情報サイトを利用することがおすすめです。
参加したい企業が決まっている人は、直接企業のホームページから申し込むことも可能です。
また、大学のキャリアセンターから申し込む方法もあり、キャリアセンターには、大学と縁のある企業の情報が数多くあります。
大学によっては、官公庁や自治体が実施しているインターンシップの情報なども少なくありません。
他に、大学のOBやOGから紹介してもらうという方法もありますので、気になる企業に就職した先輩がいる人は、相談してみるとよいでしょう。
このように、インターンシップの申し込み窓口は色々あるので、自分に合った方法で申し込みをしましょう。
インターン先を決めるには
「インターンシップに参加したいけれど、どの企業に申し込めばよいのだろうか」と迷う人もいるでしょう。
「業界・企業」「実施時期・期間」「プログラム内容」を確認してから、どの企業のインターンシップに申し込むのかを決めることが大切です。
興味のある業界がある人は、同じ業界の中から複数の企業のインターンシップに参加することがおすすめです。
企業ごとの特色が分かりますし、自分に合う企業を見つけることにもつながります。
希望する企業がインターンシップを実施していない場合は、同じ業界の企業の中から選ぶとよいでしょう。
また、業界や企業にこだわりがない人は、実施時期・期間でインターン先を選ぶのも一つの方法です。
「大学の夏休みにインターンシップに参加したい」「教育実習が終わってから参加できるところがよい」などの希望に合うところを探してみましょう。
プログラムの内容を確認した上で、インターン先を選ぶという方法もあります。
企業や職種によって、プログラムの内容は様々です。
プログラム内容の例としては、商品の販売施策の提案や新サービス・事業の企画・提案、リサーチの実施などがあります。自分の興味や得たい知識・スキルに合うインターン先を見つけましょう。
インターンシップに申し込む
インターンシップに参加したい企業が決まったら、申し込み(エントリー)をすることが必要です。
エントリーには、プレエントリーと本エントリーがあります。二つの違いを押えておきましょう。
プレエントリーは本エントリーの一歩前の段階で、企業独自の採用活動ページに登録することです。
プレエントリーは、WEB上で簡単な情報を入力するだけで完了する場合が多いです。
プレエントリーをすると、インターンシップの詳しい情報を閲覧できるようになったり、資料請求をできるようになったりします。
また、プレエントリーをした人にだけ、選考に関する案内を送る企業もあります。
そのため、気になる企業がある人は積極的にプレエントリーしておきましょう。
複数の企業にプレエントリーをしても構いません。プレエントリーは情報登録をしただけなので、プレエントリー後に辞退しても大丈夫です。
本エントリーとは
プレエントリーをすると、その企業の情報を色々得ることができます。
その上で、インターンシップに参加したいと思ったら、本エントリーに進みましょう。
本エントリーとは、その企業に対してインターンシップや選考への参加を正式に表明するものです。
そのため、本エントリー後のインターンシップ辞退は失礼に当たるので避けましょう。
プレエントリーは情報登録のみでしたが、本エントリーではエントリーシートの提出が求められることが多いです。
また、企業によってはWEBテストやグループディスカッション、面接などを実施しています。
しかし、インターンシップの希望者が少ない場合は、書類選考のみとなることもあります。
ただ、人気のある企業では倍率が高くなるので、しっかりと対策をして選考に臨むことが大切です。
また、プレエントリーは実施せず、本エントリーから受付をしている企業もあります。
気になることや疑問がある場合は、本エントリーをする前に、企業に直接問い合わせをしましょう。
インターンシップに参加する
本エントリー後の選考を通過すると、インターンシップに参加することができます。
選考結果の連絡には、基本1週間程度かかります。
企業によっては合格者には早めに通知することもあり、合否結果はメールや電話などで通知されます。
インターンシップへの参加が決まったら、しっかりと準備をしておくことが必要です。まずは、持ち物を確認しましょう。
一般的に必要なものは、インターンシップの開催場所までの地図、筆記用具、印鑑などです。
持ち物のチェックシートを事前に作って、忘れ物がないように注意しましょう。参加当日は、身だしなみを整えることが大切です。
服装はリクルートスーツが基本で、また、髪を染めている人は黒髪に戻しておきましょう。
「私服」を指定してくる企業もありますが、その場合は、企業の社風や雰囲気に合った服装で行きましょう。
インターンシップに参加する上で、気をつけるべきこともあります。まずは言葉遣いです。
インターン先の社員に対しては、敬語を使って話しましょう。
尊敬語や謙譲語について、事前に学習しておくことも大切です。
普段から年上の人や目上の人に対して敬語を使うことを心がけておけば、インターン先でも役に立ちます。
さらに、インターンシップ参加中は、メモをしっかり取ることも大切です。
分からないことは積極的に質問し、教えてもらったことはすぐにメモ帳に書くようにします。
そして、同じ質問は2回以上しないように心がけましょう。
その他にも、インターン先の社員とコミュニケーションを取ることも重要です。
自分から社員に話しかけ、よい人間関係が築けるように努力しましょう。
インターンシップに積極的に申し込もう
将来の仕事について、はっきりとしたイメージが持てない人はぜひインターンシップに参加しましょう。
インターンシップでは会社の中に入り、実際に仕事をさせてもらえます。
そのため、インターンシップを体験すれば、仕事がどういうものなのかを理解することができるのです。
また、インターンシップは、企業に自分を売り込むチャンスでもあります。
熱意と意欲のある姿勢を見せることができれば、企業側に「当社の社員になってもらいたい」と思わせることも可能です。
実際、インターンシップへの参加が内定につながることも少なくありません。
インターンシップに興味がある人は、ぜひ申し込みをしてみましょう。
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