就職活動を検討する前に、インターンシップについて考えるでしょう。インターンシップはいつから始めるといいのかご存知ですか。

これから、インターンシップについて時期や内容をご説明しますので、参考にしてみてください。

インターンシップとはどのようなものか?

インターンシップとは就業する体験を通じて、仕事や業界などの理解を深められる制度です。

社会へ出て働く前に体験することで、仕事や企業・業界の研究ができ、納得のいく就職活動ができるようになります。

就職活動を始める前に、就きたいと思っている業界や職種を経験することは大切でしょう。何故なら、就職後に「思っていたのと違う」という理由で退職することを避けたいからです。短い期間で転職をしていると、今後の就職活動に不利な条件を作ってしまいます。

そこで、インターンシップを活用して、事前にその業界や企業について知ることが目的です。インターンシップには、短期インターンシップと長期インターンシップがあり、それぞれ期間や特徴が異なります。

短期インターンシップとは?いつから始める?

短期インターンシップとは、1日~2週間ぐらいの職場体験をすることです。

実務などは伴わないので、グループワークやディスカッション・社員の同行・ビジネスコンテストなどをします。主に企業内でグループワークやディスカッションを行い、業界や職種に就いて理解することが目的です。

社員の同行をして、ビジネスマナーや営業の仕方などを学ぶこともできます。ビジネスコンテストとは、ビジネスモデルなどを参加者が作成し、完成度などを競うものです。短期インターンシップでは、報酬や給与はありません。

対象学年は主に大学3年生で、企業が開催する時期の1ヶ月前に申込みます。多くは、学校の夏季休業と冬季休業の期間に開催されているでしょう。8月や2月に開催され、申し込みは6月や7月、2月に行います。

夏季休業の時に行われるのを「サマーインターン」、冬季休業の時に行われるのは「ウィンターインターン」です。秋に行う企業もあり「オータムインターン」と言います。よって、いつから始めるのかは、その企業の短期インターンシップ参加の数ヶ月前からです。

申し込みは1ヶ月前から1週間前ぐらいになります。しかし、どの企業のインターンシップに参加するか、検討する時間が必要です。

インターンシップの時期は重なってしまい、複数の企業を応募できないこともあります。よって、自分が就きたい職種や企業を検討するためにも、大学3年生になった春から活動を始めるといいでしょう。

短期インターンシップでは、同じ企業内でも何個かのスケジュールが組まれています。通常は1ヶ月前に申込みをしますが、希望のスケジュールに空きがなくても、他の日程に申込めるのです。

長期インターンシップとは?いつから始める?

長期インターンシップとは、1ヶ月以上もしくはそれ以降の長期間で受け入れが可能なインターンシップです。

短期インターンシップは実務を行いませんが、長期インターンシップでは、実務経験をします。つまり、実際に働いている社員と同じ仕事をするのです。

長期インターンシップでは、報酬や給与が発生する場合があり、有給インターンシップと呼びます。時給は約1000円以上、日給も約5000円以上が支払われる場合が多いです。

長期インターンシップの対象学年は、大学1年生から卒業年度まで、全学年が対象になります。特にスタートアップ企業やベンチャー企業では、やる気のある人や技術・資格を持っている人であれば、大学1年生から長期で働く環境を整えているようです。

大手企業でも長期インターンシップを受け入れる体制にしています。長期インターンシップを経験することで、その企業自体への就職が有利になるでしょう。また、他の企業に応募する場合でも、実務経験などをアピールすることができます。

長期インターンシップに応募する時期は、特に決まっていません。通常は夏季休業や冬季休業から始まり、その後もインターンシップを続けたいと伝えます。

多くの企業は1年間を通じて募集しているので、長期インターンシップをしたいと思った時点で応募可能です。

インターンシップの申込み方法とは?

インターンシップを申し込む際には、学校の先生やキャリアセンター、就職情報サイトなどから申し込みます。

また、インターンシップの説明会やイベント、先輩経由で申し込むことも可能です。就職したい職種が決まっている場合は、先生や先輩などがすすめる企業にインターンシップをすることもあります。学校によっては、インターンシップ自体が単位として認定されることもあるでしょう。

学校の先生や先輩からの紹介でインターンシップをする場合には、その企業の特徴や体験談などを聞ける可能性もあります。幅広い業界や職種で探している時には、就職情報サイトなどがいいでしょう。就職情報サイトはインターンシップに応募可能な企業を集めているので、多くの企業から選択できます。

申し込みをする時には、エントリーシートが必要です。企業によっては、履歴書が必要になります。また、自己紹介書や志望理由書などを書く場合もあるようです。インターンシップは就職活動とは異なるため、提出書類が不要な企業もあります。エントリーシートなどを提出する時には、志望理由や自己PRを記載するので、事前に考えておいた方がいいでしょう。

大学1年生や2年生がインターンシップをしたい場合

大学1年生や2年生でも、インターンシップをしたいと思う人もいるでしょう。

就職活動を早めにしたい場合、先にインターンシップで体験し、業界を理解することは大切です。短期インターンシップでは、大学3年生を対象にしていることが多いため、参加できる企業数が限られてしまいます。

その場合は、長期インターンシップを申し込むといいでしょう。長期インターンシップでは、給与が発生するのでアルバイト代わりに参加する人もいます。早い時期から長期インターンシップに参加することは、在学中から同級生と差をつけることができるでしょう。

就職したい職種や企業が決まっている場合は、長期インターンシップへ積極的に応募することをおすすめします。

インターンシップは短期と長期がある!それぞれに合わせて、数ヶ月前から準備しよう!

インターンシップには、短期と長期があります。短期の場合は、大学3年生の夏季休業や冬季休業に数週間行うことが多く、いくつもの企業で参加するのは難しいでしょう。

よって、応募可能となる1ヶ月前よりも前に、体験したい職種や企業を検討しておく必要があります。長期インターンシップは大学1年生から可能です。

体験したいと思った時に、すぐに応募できるでしょう。このように、インターンシップには種類があり、応募できる期間も異なります。

これを参考にインターンシップの特徴を知り、それぞれの希望に合った応募をしてみてください。

 

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