転職活動で大切な第一印象を決めるのは外見です。その中でも、コロナ禍でマスク姿の転職面接が増えてきた今、髪型は非常に印象を左右します。

どんな髪型が印象がいいのかについて考える人の中には、パーマはかけてもOKなのか、それともNGなのか悩んでいる人も多いでしょう。

そこで今回は、転職活動中の望ましい髪型とは何か、またパーマはOKかNGかについて解説します。

転職活動で印象がいい髪型とは?男女別に解説

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応募書類の証明写真から、最終面接まで、転職活動中の外見は内定を左右するといっても過言ではないほど重要なものです。

身だしなみとして重要な髪型ですが、多様性が認められつつある現代でも、まだ男女ごとに好感度の高い髪型には男女差があります。

そこでここでは、男女別に印象の良い髪型について紹介します。

男性は黒髪・短髪が基本!アレンジのしすぎはNG

男性の場合は、どんな業界を受けるにしろ、明るすぎる髪色はあまり良い評価を得られません。

無難なのは黒髪ですが、いかにも染めました!という真っ黒よりは、少し茶色がかった黒髪くらいの方が自然に見えます。

もちろん地毛が真っ黒な人は、わざわざ明るくする必要はありませんが、今明るい髪色にしていて、これから黒染めするという人は、不自然な黒髪にならないように注意しましょう。

また、男性の場合は耳がきちんと見えるくらいの短髪が好印象です。

アパレルなど一部の業界では長髪と言えるほどの長さで転職活動している人もいますが、その場合は外見の特徴を払拭するほどの前職での実績がある場合の話です。

第二新卒で、まだまだ堂々と言えるほどの実績がないという人は、短髪で臨むのが良いでしょう。軽くワックスをつけて毛流れを整えるくらいのアレンジは、身だしなみがきちんとされているため好印象です。

しかし、コテを使ってアレンジしたり、ガチガチに固めたりすると、転職活動のTPOに合わないカジュアルな印象になってしまいます。

頭頂部の浮いた毛を整えるなど、必要最低限のアレンジにとどめておくことで、第二新卒らしい初々しさも演出でき、好印象を残すことができるでしょう。

女性も黒髪・後れ毛のないまとめ髪が基本!長すぎず短すぎないのが好印象

女性の場合も男性同様、髪色は自然な黒髪がおすすめです。転職活動は新卒での就活と異なり、真っ黒にする必要はありません。

地毛が少し茶色い程度であれば、わざわざ黒染めをしなくても、そこまで目に止まるものではないことも覚えておきましょう。女性の場合は髪色よりも、綺麗に髪の毛をまとめているかが重要になります。

転職活動は清潔感が大切であるため、プライベートで後れ毛を出している人も、転職活動中はしっかりサイドの髪の毛もまとめて、顔にかかる髪の毛が前髪以外にないように注意しましょう。

髪の毛をおろした時に肩につく長さの場合は、後ろで一つにまとめるか、広告業界やアパレル業界のように少しカジュアルさも許容されている場合は、ハーフアップでも好印象です。

ベリーショートやお尻に届くようなスーパーロングは、逸脱しているような印象を与えるため、あまり転職活動では受け入れられにくいものです。

短い場合はせめてショートボブ、長い場合はウエストラインくらいにとどめておくと良いでしょう。

転職活動でパーマはOK?NG?許されるパーマとは?

今パーマをかけている人も、これからパーマをかけようとしている人も、果たしてパーマヘアが転職活動で受け入れられるものなのか、不安になっているのではないでしょうか。

ここでは、パーマが許される場合と許されない場合について解説します。

ゆるいパーマならOK!清潔感があれば全く問題なし

結論から言えば、パーマは転職活動でも全く問題ありません。ただし、「くせ毛かな?と思うようなゆるめのパーマ限定」です。

大きめのロッドで巻いた、カールが大きなパーマなら、面接官は気にも止めない場合がほとんどです。面接官が気になるのは、パーマをかけているかどうかよりも「清潔感があるか」ということ。

パーマがかかっていない直毛でも、後れ毛が出ていたり、寝癖がついていたりすれば、そちらの方が減点対象となります。

一方、パーマがかかっていたとしても、後ろできっちり綺麗にまとめられていたり、寝癖や頭頂部の飛び跳ねた毛が出ていなければ、それだけで清潔感が感じられ、好印象を残すことができるでしょう。

つまり、パーマをかけること自体はOKであり、パーマの有無にかかわらず、記事の前半で紹介したような清潔感が感じられるかどうかの方が転職活動では重要だということです。

きつめのパーマはどの業界でもNG!天パが気になる人はストレートパーマもあり

ゆるめのパーマはOKですが、どの業界でもスパイラルパーマのようなきつめのパーマは、受け入れられにくいでしょう。

特に金融系や団体職員などの保守的な業界では、きつめのパーマが入った状態で面接に来ている時点で、どんなにいい受け答えをしても、話を聞く態勢に入ってもらえない可能性があります。

きつめのパーマが今現在入っているという人は、あらかじめパーマをとってから転職活動に臨むようにしましょう。

反対に、地毛だけどかなり強いクセがあり、強いパーマをかけているように見えてしまうという人もいるでしょう。それが自分で気になる場合は、美容室でストレートパーマをかけてもOKです。

もちろん、ありのままの姿で転職活動したいという人は、ストレートパーマをかける必要はありませんが、「この髪の毛は地毛なんです」といちいち説明するのが面倒だという理由でストレートパーマをかけて面接に臨む人は多くなっています。

女性の場合は前髪だけアイロンで伸ばし、天パが気になる部分をしっかりまとめ髪にすることで、ストレートパーマもかけずに地毛で転職活動に臨むこともできるでしょう。

この場合は後ろできつめに結び、さらにパーマが気になる部分の毛先をくるっとまとめてお団子ヘアにすると、パーマをかけていても清潔感のある転職活動向きのヘアスタイルにアレンジすることができます。

まとめ:転職活動中もゆるめのパーマならOK!清潔感が演出できれば多少のパーマは問題なし

論理的な話し方とは?

面接官としては、「この子パーマかけているかな?」とチェックするのではなく、「社会人として適切な清潔感を維持できる人か、つまりそれだけの社会人としての常識があるかどうか」をチェックしています。

つまり、パーマをかけているかどうかは大して問題はなく、全体の印象としてビジネスマナーを理解してこの場(転職面接)に臨んでいるかどうかということが問題なのです。

毛先にゆるくかかっている程度のパーマであれば、わざわざストレートに戻す必要はありません。

それよりも、髪の毛にツヤがあり、きちんとケアされているような清潔感が出るように、転職活動前はブリーチ等の髪の毛にダメージがかかるような行為は控えましょう。

パーマでカラーリングが褪色してしまい、毛先と頭頂部で髪の毛の色が異なる場合も清潔感にかけるため、転職活動前はパーマをかけたり落としたりするよりも、髪の毛全体の色が統一されていて、健康的な印象が演出できているかどうかに気を配ることをおすすめします。