就活生Aさん
就活で『多くの内定を取る人』と『内定を取れない人』がいますが、何か違いはありますか?
チアフル就活担当
そうですね。内定を取れる人と取れない人には、就活の進め方に違いがあることが多くあります。今回は、『内定が取れる人』と『内定が取れない人』の違いを紹介していきます。
本記事のポイント

・『内定が取れる人』と『内定が取れない人』の違いを理解しましょう
・『内定が取れる』自己PRを理解しましょう
・『内定が取れる』情報収集や考え方を理解しましょう。

「内定が取れる人」「内定が取れない人」の違いとは

就活をしている人の中には、なかなか内定が取れなくて悩んでいるという人もいるでしょう。

なぜ内定が取れないのか原因を見つけるためには、内定を取れる人との違いを知ることが重要です。

今回は、『内定が取れる人』『取れない人』の違いについて詳しく解説するので、悩んでいる方は参考にしてください。


自己PRの仕方が明暗を分ける!

内定を取るために重要になる要素は色々ありますが、特に明暗を分けるのが面接での自己PRです。

就職活動を行う上で、面接の印象というのは合否に大きな影響を与えます。

内定を取れない人によくあるのが、自分の強みを一方的に話してしまうということです。

何とか内定を貰いたいからと、自分が学生時代どんなにすごい活動をしてきたか、これだけ自分は魅力的な人間なのだと話したくなる人も多いでしょう。

確かに自己PRで学生時代の活動などを話すのは大切ですが、それだけに固執してしまのは危険です。

就活における面接というのは発表の場ではありません。

例えば、大学時代サークルでリーダーをしていた方が、それを自分の魅力だと面接でアピールすることも多いでしょう。

確かにリーダーをしていたことは悪いことではありませんが、リーダーをしていた人がその企業で活躍できるかどうかは別です。

採用担当者からすると、大学時代の成果ばかり一方的に話されても、「そんなこと聞いてない・・・」と嫌悪感を抱いてしまうこともあります。

面接で大切になるのは、あなたの人柄や能力がどう企業に活かせるかアピールすることです。

大学時代にどういった活動をしたか、どんな成果を上げてきたかを話すだけが自己PRではありません。

採用担当者はあなたの人柄や能力を知るために、様々な質問をしてきます。事前に自己PRを用意していたとしても、それを聞いてくれるとは限らないのです。

相手の質問を無視して用意してきたことだけを話すのはマイナスになります。

面接官との話の流れに合わせて会話をするように心がけてください。

あまり自分のよく見せようとしすぎないで、自然体で面接官とのやりとりをするように心掛けましょう。

過度なアピールは印象を悪くしてしまうこともあるので注意してください。

内定を取るためには自分の将来についてしっかりと考えることが大切!

内定を取れる人と取れない人の違いでよくあるのが、将来をどれだけ真剣に考えているかということです。

誰でも将来のことくらい考えていると思うかもしれませんが、内定を取れる人はかなりはっきりしたビジョンを持っていることが多いです。

将来を真剣に考えるためには、真面目に自分と向き合う必要があります。

これは意外と難しいことです。

人付き合いもできて学歴もあるのに内定が取れないという人は、長期的なスパンで将来のことを考えられていないのかもしれません。

数年先程度のことまでしか考えていないと、面接の時に色々な質問をされても説得力のある受け答えができなくなります。

常日頃から長期的なスパンで将来のことを考え、悩みながら将来の自分をイメージすることで、明確なビジョンが見えてきます。

明確なビジョンが見えれば、自分が今なにをするべきなのか、この先どういった人生を歩むべきなのかが分かってくるでしょう。

こういった将来のビジョンをしっかり持っている人というのは、採用担当者の目にも止まりやすくなります。

何か質問をした時に曖昧な答えしか返ってこない人は、信頼性に欠けると判断されることも多いです。

面接の時に自分のビジョンをしっかりと伝えるためにも、常日頃から将来のことを真剣に考える習慣をつけておきましょう。

内定を取る人は情報収集の仕方が違う

内定を取る人は情報収集の仕方が違う

就職活動をする上で、大切になってくるのが情報収集です。

インターネットを見れば、簡単に色々な情報が得られるので非常に便利ですが、これだけでは十分とは言えません。

ネット上にある情報というのは、誰でも見ることができるものばかりです。

あなたがネットで得た情報は、誰でも簡単に知ることができます。

人と同じ情報を得たところで、優位に立つことは難しいでしょう。

内定を取る人というのは、独自の方法で有益な情報を仕入れているものです。

例えば、同じ大学に通っていたOBから、就職先の話を聞くなどしています。

知り合いから直接聞く情報というのは、ネットにはない生の情報です。

自分が内定を貰った時にどういった活動を行っていたのか、面接の時どんな受け答えをしたのかなど、有益な情報を知ることができるでしょう。

まだOB訪問をしていないという方は、すぐにでもアポを取って話を聞いてみてください。

ネットで情報を仕入れることは、誰でもできることです。

まずは人が簡単に得られない情報を、独自の方法で仕入れる努力をしてみましょう。

もし自分が行こうと思っている企業にOBがいない場合は、実際企業に出向いて社員に話を聞いてみるというのも一つの手です。

少し強引な方法に感じるかもしれませんが、中には話を聞いてくれる社員さんもいるはずです。

このくらい積極的にならなければ、他の人と差をつけるのは難しいのです。

内定を取れなくて後悔する前に、できる限りのことはやっておきましょう。

自分の行動と結果を照らしあわせて次への対策を立てよう

面接を受けて落ちてしまった時、次があるから大丈夫と前向きに考えることは大切です。

しかし、気持ちだけ前向きでいても、それだけでは受けては落ちると繰り返しになってしまいます。

大切なのは失敗した時にしっかりと原因を分析し、次にどう対処すべきかを考えることです。

内定を取れる人というのは、自分の行動と結果をしっかりと照らしあわせて、対策が立てられる人です。

なぜダメだったのかを振り返り、次の面接に向けてしっかり改善することを考えましょう。

もちろん企業との相性が悪いことが理由で落ちてしまうこともあります。

しかし、ただ相性が悪かっただけだと考え、何もせずに次の面接に向かってもよい結果は得られません。

もし、しっかりと対策したのにも関わらず落ちてしまったのなら、その対策に何か問題があったということです。

内定を取る人というのはこういった感覚が鋭く、悪い所を改善しながらブラッシュアップしていきます。

確実に内定を取れる方法というのはないので、誰でも失敗はするものです。

失敗を繰り返す中で自分を磨き、常に向上心を持つことが内定を取るための秘訣と言えるでしょう。

業界だけでなく職種にも注目して求人を探そう

内定がなかなか決まらないという人の中には、求人探しがしっかりとできていないことも多いです。

求人を探す時に何を見るかは人それぞれですが、業界だけに目を向けている人も多いのではないでしょうか。

確かに自分が働きたい業界に目を向けて求人探しすることも大切ですが、もっと深くまで見る必要があります。

重要なのは業界だけでなく、職種にも注目して求人を探すことです。

例えば、製造業で働きたいと考えている人の場合、設計に関する仕事や製造に関する仕事をしたいと思ってる人が多いでしょう。

確かに製造業ではこういった職種が多いですが、中には営業職や事務職などの仕事を任されることもあります。

それを知らずに製造業だけを見て求人を選び、面接を受けてみたら自分がやりたい仕事ではなかったということにもなります。

これではせっかく内定が取れても意味がありません。

こうならないためにも、業界分析だけでなく、職種分析もしっかりと行っておくことが大切です。

新卒の場合は総合職の採用が多くなっています。

こういう募集の場合、自分がどういった職種を希望するのかを明確にし、自分の魅力と合わせてアピールすることで、企業側も採用しやすくなります。

採用側はあなたの配属先まで考慮した上で採用するかどうかを考えるため、希望職種を明確にしておくことは重要です。

内定が取れない人は就活のノウハウに縛られすぎていることが多い

就活する時に様々なノウハウを習得しようとしている方も多いでしょう。

確かに就活にはノウハウというものがあり、それを知ることも大切です。

しかし、あまりにこれを気にしすぎてしまい、ノウハウに縛られるのも考えものです。

ノウハウといっても、中には選考にはほとんど関係ないものもあります。

ノウハウばかりにとらわれ、本当に重要なことを見逃してしまっては内定をとることは難しいです。

よくあるのが敬語を使いすぎてしまうということです。

面接の時に正しい言葉遣いで話すことは大切ですが、敬語を使いすぎると堅苦しくなってしまいます。

企業によっても変わりますが、意外と敬語は気にしないという面接官も多いです。

逆にあまりに形式的な話し方をすると、話しにくいと思われて逆効果になる場合もあります。

また、普段使い慣れていない敬語で話そうとすると、頭が真っ白になって何も離せなくなってしまう人もいます。

ただでさえ緊張する場所なので、言葉遣いを気にしすぎると会話どころではなくなってしまいます。

敬語にとらわれすぎて、自分の魅力をアピールできないのでは意味がありません。

あまり言葉遣いは気にせず、自然体で話す方が相手の印象がよくなる場合もあるので、まずは自然に話すことを第一に考えましょう。

また、意識しなくても自然と敬語で話せるように、普段から丁寧な言葉遣いを心掛けることも大切です。

競争率の高い企業ばかり受けると内定が取りにくくなる

求人を探す時に、条件のよい企業や知名度の高い有名な企業に目が向くのは当然です。

しかし、そういった企業は競争率が非常に高くなっています。

競争率が高ければ、その分内定が取りにくくなるのは当たり前です。

なかなか内定が取れないという人の中には、競争率の高い企業ばかりを受けている人が多くいます。

大切なのは自分の能力を冷静に分析し、それに見合った企業を選ぶことです。

理想を持つのはよいことですが、内定を取りたいなら自分の身の丈にあった企業を選ぶことも意識しましょう。

内定を取る人というのは、競争率をしっかりと見極めて、自分に見合う企業かをしっかりと判断しているものです。

内定が取れる人と取れない人には明確な違いがある

就活生Aさん
ご説明ありがとうございます。内定が取れる人と取れない人では、明らかに違いがあるということですね。
チアフル就活担当
そうですね。ノウハウやマニュアルに縛られ過ぎてしまっていたり、将来のビジョンをしっかり持っていなかったり、内定が取れない原因は必ずあります。内定が取れている人との違いを理解し、冷静に自己分析を行った上で、どのように就活を進めればいいのかを考えてみると良いでしょう。
本記事のおさらい

・面接での自己PRの仕方が非常に重要
・内定の前に自分自身の将来を考えることが重要
・就活の情報収集はネットだけではなく、先輩などを上手く活用することが大切
・失敗要因を分析し、次に活かすことが大切
・ノウハウやマニュアルに縛られずに自然体で挑むことが大切
・競争率の高い企業以外も受けてみる

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