【10月までに内定がない人必読!】ここから巻き返しを行う方法とは?

就活のピークを過ぎても内定が決まらないとつい焦ってしまいますが、就活は自分の将来を決める大事なイベントのため、ただ焦っていても良い結果は出せません。

内定が出ない場合はまずその原因を探り、対策を考えることが重要です。

この記事では、10月までに内定がない人に向けて巻き返しの方法について解説していきます。

就活中に内定が多く出る時期はいつ?

経団連では就活の解禁時期を6月と定めています。

就活のスケジュールが通常通り行われた場合、就活時期にあたる3年次の3月以降企業にエントリーして、4月・5月に筆記試験や書類選考を行うため、6月に面接をする機会が増えてきます。

さらに選考期間に1ヶ月ほどかかるため、内定が決定するのは一般的に7月・8月が多くなります。

しかし選考スケジュールは企業によって異なることや、経団連に加盟していない企業も多くあります。

また、企業は就活が始まると、より優秀な学生を他社よりも早く獲得したいという考えがありますので、選考後、面接をしてすぐに内定を出す企業もあります。

そのため、内定が出る時期については一概ではないのも事実です。

例えば、内定が多く出る時期について調査をした就活中の学生に向けたアンケートによると、4月から6月にかけて内定が出ると答えた学生が多いようです。

内定が出る時期としてはかなり早いようですが、就活ナビが解禁された直後からエントリーを始めて選考に進めば4月中に内定が出るケースも少なくありません。

企業側の他社よりも早く優秀な人材を確保したいという思いと、学生側の内定に承諾すれば就活から開放されるという思いが共にマッチした場合、このように早い時期で内定が決まるケースもあります。

但しこのようなケースは少なく、大抵は一般的に経団連に加盟している企業の選考が始まる6月から内定が集中してきます。

就活における内々定とは?

就活中は企業が学生に対して内定を予定した内々定というものがあり、5月前後まではこのような通知が筆記試験や書類選考を終えた学生あてに通知されます。

これは企業が6月の就活解禁時期まで採用したい学生を確保しておく保険のようなもので、就活が解禁されれば内定を出します。

企業が内々定を出す時期に関するデータによると、5月までに内々定を出す企業が約55%と過半数になっています。

また、企業規模別では経団連に加盟している大企業ほど5月までに内々定を出すことが多く、中小企業ではより早く優秀な学生を確保するため、およそ18%が2月という早い時期に内々定を出し始めるというデータがあります。

内々定をもらった際、気を付けなければいけないことは、内々定はあくまで企業側の内定予定であり、内定が決まったわけではないので注意が必要です。

また、内々定は取り消しになる可能性があるため、就職が決まったと思い込んで就活を辞めてしまうとあとで取り消しになった場合、最初から就活をやり直さなければいけなくなります。

そのため正式に内定が出るまでは積極的に就活を行うようにしましょう。

10月に行われる内定式について!

就活において内々定が決まった学生に対して、正式な内定通知を渡す式典が内定式です。

内定式は、倫理憲章で決められた解禁日の10月1日以降に内定通知書を渡す式典で、内々定をもらった学生はこの式典で採用内定書を受け取り、承諾書を提出することで正式に内定が決定します。

また、内定式では同じ同期との顔合わせや入社までの日程表を渡されるため、学生は社会人になるという認識が一層強くなります。

しかし、10月の内定式でまだ内定が決まらない学生もいるでしょう。

また、内定式までに内定が決まらない学生が危機感や焦りを抱くことは一般的に多いものですが、焦って行動をしても決して良い結果は得られません。

危機感を持って就活に臨むことは大切ですが、将来を決める大事な就活ですので、まずは落ち着き、現在の状況をしっかり見つめ直したうえで就活対策を考えていきましょう。

内定がもらえない場合は原因を知ることが重要!

就活では内定がもらえずに焦っても良い結果は期待できません。

内定がもらえない原因を知らないまま、ただ手探りで就活を続けることは就活自体に悪影響を与えることさえあります。

内定が決まらない場合は、この原因がきちんと理解できていない可能性があります。

内定がもらえないのはなぜなのかという原因を知り、それを受け止めて自分を見つめ直すことが内定獲得の近道だと言えます。

就活において自分の強みが企業でどう活用できるのか、企業が求めているのはどのような人材なのか、ということを明確にすると内定をもらいやすくなるでしょう。

さらにOB訪問やインターンシップ、会社説明会の質疑応答などを積極的に活用して自己分析をしっかり行えば、自然と自分に適した業界や業種が見つかりやすくなります。

また、面接では自己アピールが大切なため、自分の考えをしっかり企業に伝えて自分を売り込めるようにしておきましょう。

就活で内定がもらえない理由と対策について!

就活で内定がもらえない理由の1つに企業に応募する際、漠然と就活に臨んでいるために「就活の軸」が定まっていないということが挙げられます。

就活の軸とは自分が就職先を決める判断基準のようなもので、例えば「給与が高い企業に就職したい」「福利厚生が充実した企業に就職したい」など、自分が就職の際に企業に求める基準(軸)のことを言います。

この軸がしっかりしていないと面接の際に自分の意見にブレが生じるだけでなく、応募先の企業に対しても志望度が伝わらなくなってしまいます。

また、軸が定まらないために一次面接と二次面接で自分の意見に一貫性がなくなったり、意見が変わったりしてしまうため、企業に悪い印象を与えて内定の可能性が低くなることも考えられます。

面接では応募者の就職に対する考え方や人柄を重視して見られますので、そのような人材を企業が採用する可能性は低いと言えるでしょう。

まずは、自分が企業に対して何を求めるのか、そしてどういった考えを持って就活に臨んでいるのかなど、自分の意見や就活の軸をしっかりと持ちましょう。

次に2つ目の理由として、就活の軸もしっかりあり、面接での発言も一貫性があるにもかかわらず内定がもらえない場合は、面接時に自分の力が出しきれていないことが可能性として考えられます。

面接で本来の力が出しきれない理由としては緊張して表情が硬くなってしまったり声が小さくなったりすることが挙げられます。

せっかく就活の軸や自分の意見がしっかりあったとしても、それを面接で伝えられなければ意味がありません。

このような問題を解決するには日頃から声に出してシミュレーションをすることや、内定をもらった友人やOBなどの意見を聞いて参考にするのもいいでしょう。

また、面接で緊張しないコツはなるべく大きな声でゆっくりと、そしてはっきり話すようにすると自然に緊張感がなくなるものです。面接では肩の力を抜いてしっかり自分の意見が言えるようにしましょう。

3つ目の理由は、自分では就活をがんばっているようでも、実は周囲と比べてそんなにがんばれていない、ということも考えられます。

内定がもらえない人は応募する企業の数が周囲と比べて極端に少なかったり、就活に対してどこか緊張感に欠けていたりすることも少なくありません。

就活において応募する企業の数が多ければいいと言うわけではありませんが、内定をもらっている人はそれなりの企業に応募し、受験しているものです。

内定をもらった人の中には何十社という企業に応募してようやく内定をもらったという人も多くいます。

そのため改めて、自分の就活状況について考え直してみることも重要な対策になります。

10月でもまだ間に合う!内定をもらうための5つのポイントと対処法!

10月でもまだ間に合う!内定をもらうための5つのポイントと対処法!

10月からの就活で内定をもらうには、自分がどのような対処をしていくかが重要なポイントになります。

まず就活で内定をもらうための1つ目のポイントは、大学の就職課を利用することです。

大学の就職課に出ている企業情報は、その企業が情報を掲載している大学の就活生に対して募集をしているものです。

そのためすでにその大学からの採用人数が企業で確保されていて採用されやすいという特徴があります。

2つ目のポイント企業の志望動機についてです。

就活生の中には応募する企業ごとに書類を作成する煩わしさから、志望動機を複数の企業で使いまわしているケースもあるでしょう。

しかしそのような動機は必ずしもすべての企業に通用するものではありません。

応募企業で面接をする担当者は多くの面接を経験しているプロですので、そのような使い回しの志望動機などはすぐに見抜かれてしまい、採用に対してマイナスのイメージを持たれる可能性があります。

また、使い回しの志望動機は内容が浅くなり説得力に欠けるため、志望動機や自己PRは応募をする企業ごとに、きちんと考えて作成するようにしましょう。

次に3つ目のポイントは、応募する業界のニュースや動向を調べておくことです。

応募する業界への入社を希望するのであれば、まずその業界を詳しく研究することで業界の将来的な動向や、志望する企業の長所、そして本当に応募する業界は自分に合っているのかといった適性を知ることができます。

さらに業界のニュースに目を向けることでより一層知識も高まり、面接時のアピール方法としても自分が得た知識を有効的に活用できます。

4つ目のポイントは、面接をシミュレーションすることです。

大学の就職支援や就活セミナーなどでは頻繁に模擬面接のシミュレーションが行われているので、積極的に参加して面接本番ではしっかり自分の意見が言えるように練習しておくと効果的な対策になります。

面接は誰でも緊張しがちになるものですが、せっかく就活の軸や企業に対する自分の意見がしっかりあっても、緊張のために自分本来の力が発揮できないようでは意味がありません。

そのため日頃から面接のシミュレーションを上手く活用するようにしましょう。

5つ目のポイントは、OB訪問を利用することです。

OB訪問は業界や会社の雰囲気を実際に感じることができる貴重な体験になります。

働いている人の意見を聞いたり社風を感じたりすることで、新たに会社の魅力的な要素を発見できることもあり、OB訪問で感じたことは立派な志望動機にもなります。

他にも対処法となるポイントはたくさんありますので、就活にしっかりと活かしましょう。

就活を10月から巻き返していくには?

新卒者に向けた春・夏採用の求人が終わり、10月の内定式を終えて就活する場合は秋・冬採用を狙うことになります。

選択肢は春・夏採用に比べて狭くなりますが、募集をしている優良企業はまだたくさんあるので、今までの失敗や反省点を活かして積極的に就活に臨みましょう。

秋・冬採用で優良企業を見つけるにはまず企業規模にこだわらず、本当に良い企業なのか、企業の本質を見極めることが重要になります。

企業規模が大きいから優良企業というわけではありません。

大企業のように知名度が高くなくても、中小企業やベンチャー企業の中には業界内で一目置かれるような優良企業は多数存在します。

秋・冬採用では企業を細かく分析して、より優良な企業を見つけることが重要です。

また、秋・冬採用に応募する際は今まで以上に気持ちを切り替えて真剣に就活に臨むことが大切です。

秋・冬採用が終わると限りなく就活のチャンスが少なくなるため、諦めずにしっかりと就活に取り組みましょう。

就活で10月まで内定がない場合の対策と巻き返し方法について!~まとめ~

秋・冬採用は就活生にとって採用の難易度が高くなるため、春・夏採用に比べて内定を獲得するのが難しくなるのも事実です。

しかし、必ずしも就職先が決められないというわけではありません。

少しくらいハードルが高くても、今までの経験や失敗を活かしながらしっかり対策すれば内定を獲得することは十分できます。

また、これまでの遅れを取り戻すためにも就活に対してより真剣に取り組むことが重要です。

就活で10月まで内定がなくても努力次第で巻き返しはできますので、就活生の皆さんは内定の獲得を目指してがんばりましょう。

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