20卒必見!就活に役立つ就活本!厳選20冊

2020年に卒業を控える学生にとって、就活準備はすでに始まっています。

就活準備の一環として、質の高い本を読んでみるのもいいでしょう。

この記事では、20卒の参考になる就活の教則本や、働く意識を学ぶために役立つ本を20冊紹介していきます。

就活に必要な心がけを学ぶための本4冊

いきなり就活を始めようとしても、何から手をつけていいのかわからない人は大勢います。

まずは、本を読んで就活のルールを少しずつ覚えていきましょう。以下、就活準備に用いたい4冊です。

就活のノウハウを丁寧に説いてくれる一冊が田中研之輔さんによる「先生は教えてくれない就活のトリセツ」です。本書ではエントリーシート、企業説明会など就活に欠かせないイベントの対策が細かく書かれています。「よくある失敗の原因」などにも踏み込んでいるため、これから就活を始める人の気は引き締まるでしょう。

また、多くの就活生が「就活ノート」を活用しています。就活ノートにスポットをあてた一冊が「マイナビ2020 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 就活ノートの作り方」(才木弓加さん)です。説明会の記録、セミナーの内容など、就活ノートが充実するほど情報は整理され、内定へと近づけます。目標の企業に就職したいなら、本書を読んで就活ノートを準備しましょう。

女性の就活で参考になる一冊が信楽安心院・MBビジネス研究班著「文系女子学生の完全就職マニュアル男社会で勝ち残るための就活戦略を立案しよう! (20分で読めるシリーズ) 」です。「文系女子」とは就活で不利だといわれている属性ですが、考え方次第で道は切り開けます。本書のように、「文系」「理系」「帰国子女」など、自分の特徴に合った就活方法を探れる書籍を探してみましょう。

就活における常識は美土路雅子さんの「マイナビ2020 オフィシャル就活BOOK 要点マスター! 就活マナー」でカバーできます。就活では学生時代とまったく違うマナー、言葉づかいが要求されるため、まずは一般常識を勉強することが大切です。

成功者から社会で勝ち抜く考え方を学ぶ4冊

就活生は目標となるような「成功者」を見つけておきましょう。

どうすれば彼らのように考え、生きられるのかを想像しながら日々努力を続けてみることも大事です。就活を有意義なものにするためには、成功者のように大きなビジョンを設定しましょう。

ヒュー・マクラウドはアメリカのブロガーとして大成功した人物です。彼の著書「オリジナルワンな生き方」は、自分自身をいかに商品として宣伝していくかが細かく語られています。いかに社会が変わり、技術が発達しても企業の中心にいるのは人間です。つまり、魅力ある人間になれば多くの企業から「一緒に働きたい」と思ってもらえるでしょう。

「創造性開発」の第一人者であるマイケル・マハルコは「アイデア・バイブル」が世界中でベストセラーになりました。すべての成功者は「考える」だけでなく「生産的に考える」習慣を身につけています。就活を充実させるためには、クリエイティブな思考法を学んでおくと効果的です。

世界史に残るイノベイターといえばスティーブ・ジョブズですが、彼の生い立ちや思考術はウォルター・アイザックソン「スティーブ・ジョブズ」で克明に描かれています。ジョブズを単なる天才と思いこむのではなく、参考にできるポイントはないかと考えながら人生を追ってみましょう。ジョブズにも失敗を繰り返していた時期はあり、そこからどうやって立ち直っていったのかは就活生にも響くはずです。

世界的な経営コンサルタントであるシー・ユー・チェンは「インプレサリオ―成功請負人」の中で自身のドラマティックな人生を振り返っています。人生を精一杯生きることで、思考や技術は備わっていきます。就活生も頭でっかちになりすぎず、まずは行動し、企業との出会いを求める姿勢が肝心です。

自己分析の参考になる3冊

就活を本格的に始めるとき、「自己分析」を最初に行いましょう。自己分析とは就活生の適性や能力を自覚するための時間です。自己分析でしっかりとした結果を出せば、自分が活躍できる企業にしぼって就活を行えるようになります。

梅田幸子さんの「あなたが『一番輝く』仕事を見つける 最強の自己分析」は、企業に媚びるのではなく、自分が喜んで働ける仕事を見つけるための自己分析を推奨しているのが特徴です。梅田さんは現代社会を「売り手市場」と呼んでおり、いかに就活生が企業に自分の価値をアピールできるかが鍵になっていると説きます。相性抜群の企業で活き活きと働きたい人には学べる要素の多い一冊です。

坪田まり子さんの「就活必修! 1週間でできる自己分析2020」は自己分析を7日間にわたるプロセスとして解説しています。自己分析とは簡単に行えるものではありません。

むしろ、短時間で終わらせようとしてあせるほど精度は低くなり、本当の自分から遠ざかってしまいます。自己分析だけに時間をとられて前に進めなくなるのも問題ですが、余裕を持って自己分析を行うことは大切です。堅実に自分自身を見出すまでのメソッドを本書から学びましょう。

さまざまな教本がある中で、やはり一番説得力があるのは「実際に内定者が出た」内容を書いてある一冊です。阪東恭一さんの「内定者が本当にやった究極の自己分析 ’20年版」は、内定者の話をもとにして効果のあった自己分析メソッドをまとめています。

具体的には、就活で重要視された部分を31の質問にして、答えを考えていくうちに自己分析が進んでいくシステムです。自己分析のやり方が思いつかずに不安を抱えている人は手にとってみましょう。

書類選考・面接対策として押さえておきたい3冊

就活の基本は「エントリーシートや履歴書」を送り、面接に呼ばれるのを待つことです。

つまり、就活生にとって書類選考と面接の対策は必須です。文章が苦手だったり、会話で緊張したりする人ほど、自分を導いてくれるような本を見つけましょう。

エントリーシートや履歴書で、どんな文章が採用担当者の心を打つか、就活生には知る由もありません。しかし、三田紀房さんが監修した「無敵のエントリーシート・自己分析・自己PR・志望動機 2020年 (内定請負漫画『銀のアンカー』式)」では、企業の人事部から本音を聞きだし、「受かる」エントリーシートの書き方を分析していきます。ヒット作「銀のアンカー」からの引用も散りばめられており、読みやすい構成です。

就活で最大の山場というべき面接は、いかに面接官から好印象を持たれるかが勝負です。単に、正しい応答をするだけが面接の鉄則ではありません。面接官から「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるよう、自分の魅力を伝える必要があります。

そこで、メンタリストのDaiGoさんが書いた「面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略」は実践的な面接教本として役立ちます。本書では「好感度を得る方法」「自信を持つ方法」などが具体的に書かれているのが特徴です。面接官との駆け引きに強くなりたいなら読み込んでみましょう。

面接でやるべきことを簡潔にまとめたいなら海老原嗣生さんの「面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと」が効果的です。海老原さんはセミナー講師などで雇用される方法を伝授してきたカリスマです。就活ではポイントが多くなりすぎるとパニックになりがちなため、重要なポイントだけを確実に押さえる意識を持ちましょう。

モチベーションアップに使える3冊

就活は長く、孤独な戦いです。ときにはモチベーションが下がるほど落ち込んでしまう瞬間もあるでしょう。そこで、再びやる気を取り戻すためには本が力を貸してくれます。

たとえば、社会学者の宮台真司さんは「宮台教授の就活原論」という著作を発表しています。宮台さんは自身も大学で就職支援委員会委員長を務めてきました。そして、その経験から世間一般で語られている就活論と、現代社会に微妙なズレがあることに気づいたのです。

就活とは企業から就活生が選ばれるだけの時間ではありません。就活生が自分に相応しい企業を選ぶための時間でもあります。本当に幸せな就活とは何かを、宮台さんは本書で追求しています。

また、就活ではしっかりと現実を見据えて努力することが肝心です。石渡嶺司さんの「キレイゴトぬきの就活論」では、幻想を抜きにした就活論が語られていきます。就活では「ブラック企業」や「学歴差別」といった問題があふれているのは紛れもない事実です。

就活生にとって、トラブルから身を守り健康に働ける会社を見つけるのも大きなテーマだといえます。ドライな視点から語られる就活事情に、就活生の目から鱗が落ちるでしょう。

情報化社会が進み、AIが実用化された時代では「自分に仕事はあるのか」と不安になる就活生もたくさんいます。

藤原和博さんの「10年後、君に仕事はあるのか? 未来を生きるための『雇われる力』」では、能動的に仕事を生み出していくための心構えを解説してくれています。AIがいかに増えていこうと、扱うのは人間です。クリエイティブな発想を続けていける人材が、今もこれからも重宝されると勇気づけてくれます。

就活を題材にした小説3冊

フィクション作品も馬鹿にはできません。登場人物に共感し、自分を重ね合わせることで考え方を変えられるときもあるからです。

たとえば、朝井リョウさんの「何者」では仲のいい就活生たちが日々、面接や説明会に挑む姿が描かれます。しかし、いつしか彼らの心には嫉妬や劣等感がうずまき始め、コントロールできなくなっていきます。

就活を続けていくとネガティブな気持ちに襲われがちです。それでも、他人と自分を比べずに冷静さを保っていくことが大切だといえます。

三浦しをんさんの「格闘する者に○」は就活真っ最中なのにどこかのほほんとした女子大生が主人公です。「マンガが好きだから編集者になりたい」と思っているものの、上手くいかずに内定をなかなかもらえません。

しかし、特にあせりもせず青春を楽しく過ごしています。就活中で落選が続くと、まるで自分が否定されているような気になりますが、長い目で見れば笑い話に変わるものです。マイペースで就活を続けていくためにも、本書のようなポジティブシンキングができると気持ちをコントロールしやすくなります。

一方で、羽田圭介さんの「ワタクシハ」のように、就活のシビアな面にスポットライトをあてる小説もあります。本作の主人公はかつて、高校生ギタリストとして注目されていた青年です。

しかし、音楽活動に挫折してしまい、大学3年生になってから普通に就職活動を開始します。一般企業への就活で、「元ギタリスト」という肩書きは何の意味も持ちません。そこで、主人公は初めて「仕事」や「就職」について深く考えます。過去の栄光にすがりつかず、真っ白な気持ちで就活に挑むためには読んで損をしない小説です。

就活準備のヒントは本からもらおう

情報収集は就活におけるキーポイントです。どれだけライバルよりも多くの知識を得られるかで、就活の成否が決まることもあるのです。

就活準備が始まったら、積極的に知識をたくわえる努力をしましょう。インターネットやSNSも大切ですが、深く詳しい情報を学ぶなら専門家の書いた本が適しています。

休日などを利用してたくさんの本を読み、実践できる内容を探すのも立派な就活準備です。また、学生気分を切り替えて社会人に変わっていくためにも本は役立ちます。

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