就活生が最低限身につけておく敬語の使い方

敬語は社会人にとって必須のスキルです。そのため、敬語を上手く使いこなせる就活生は面接官に良い印象を与えることができるでしょう。

しかし、敬語はすぐに習得できるものではありません。日常的に使用することによって初めて習得できます。

この記事では就活生が最低限身につけておきたい敬語をご紹介していきます。

会社に関する敬語の使い方

会社に関する敬語の使い方

選考を受けている会社の社員とのコミュニケーションの中で、相手の会社のことを「その会社」や「この会社」と呼ぶのは適切ではありません。

それらの言葉では会社に対する敬意が相手に伝わらないからです。正しくは「御社」か「貴社」を使います。2つの使い分けですが、面接などの直接的なコミュニケーションの場合は「御社」、メールや手紙などの間接的なコミュニケーションの場合は「貴社」となります。

話し言葉の場合は「御社」、書き言葉の場合は「貴社」と覚えておきましょう。

同意に関する敬語の使い方

同意の意思を表す際、「了解です」や「わかりました」という表現はビジネスシーンでは避けるべきと言えます。

特に「了解です」は就活生がよく使う言い回しですが、それは正しい敬語の使い方ではありませんので注意が必要です。「かしこまりました」か「承知しました」を使いましょう。面接でも使うことがありますが、メールでのやりとりでの使用頻度は特に高いです。

間違いがないかメールを送信する前によく確認しましょう。

謝罪に関する敬語の使い方

謝罪に関する敬語の使い方

謝罪の意思を表現する場合、「すみません」や「ごめんなさい」は敬語とは言えません。「申し訳ございません」か「申し訳ありません」が適切です。

どちらかと言えば「申し訳ございません」の方が丁寧な印象を与えやすいですが、音の響きがスマートではないため話し言葉として使われることは少なく、書き言葉で使われることが多いです。

反対に、「申し訳ありません」は話し言葉で使われることが多くなっています。

敬語との付き合い方

敬語は尊敬語、謙譲語、丁寧語、丁重語、美化語の5種類に分類されています。

その中で、就活で使用する頻度が高いのは尊敬語と謙譲語、丁寧語です。つまり、ビジネスで使用する頻度が高い敬語もその3つと言えます。それらの使い分けが敬語を使う上で特に難しい部分ですから、普段から適切な敬語を使うことを意識することが大切です。

先述したように、敬語は社会人にとって必須のスキルです。就活における言葉の乱れは自身の就活の結果に悪影響を及ぼすだけですが、社会人となれば仕事自体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

就活をきっかけに自身の敬語の使い方を見直してみてはどうでしょうか。

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