質問内容:転勤ありの会社に就職すると本当にいきなり転勤になったりするのでしょうか?

回答内容:

「転勤あり」の企業から内定をもらったものの、「転勤して知らない土地で仕事をする自信がない」という人は多いでしょう。内定が出ても、不安になって手放しには喜べませんよね。

大抵の人は、住み慣れた地を離れることに抵抗感があるものです。でも、安心してください。転勤は入社後すぐに言い渡されるわけではなく、最初に配属された場所で数年間勤務した後がほとんどです。

また、転勤をネガティブに考え過ぎる必要はありません。転勤の背景には「将来的な幹部候補を育成したい」という、企業側の期待があります。そのため将来的なキャリア形成を考えると、転勤はチャンスとも捉えられるのではないでしょうか。

新しい事業の立ち上げや、事業拡大のために転勤を行うことも多く、特に20~30代の中堅社員であれば、能力を認められての転勤という見方が一般的だと思います。

また、多様な経験をすることにより、広い視野が持てる人間になれるというのも転勤のメリットといえるかもしれません。このように、転勤は自分の仕事の幅を広げるきっかけというポジティブな認識を持ってみてはいかがでしょうか。

では、転勤は拒否できるのか、という点ですが、入社したときに会社から就業規則をもらい、そこに「転勤を命ずる場合がある」などの記載がある場合は、社員は転勤があることを前提に会社と労働契約を結んでいることになります。

したがって、正当な理由もなく転勤を断った場合は、懲戒処分の対象となることを覚悟しなければなりません。

しかし、もともと、就業規則にある転勤は終身雇用を背景としたものなので、今後はアメリカのようになくなる可能性はあるのではないでしょうか。

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執筆者:S・R 男性 15卒

現在の職業:受付兼人材コーディネーター(求職者の面接受付対応、また、派遣スタッフからの相談や質問の対応)