会社の規模はやっぱり重要？！あなたの働きたい企業とは？

働くことは生きること。社会人になってからは人生の大半を仕事に費やすことになる人も決して少なくないでしょう。

だからこそ、仕事に必要なのは「やりがい」だと考える人がいます。同時に、自分や家族の生活を支えるための給料や福利厚生が何より重要だと感じる人もいるでしょう。これから就職を志す学生は、仕事に何を求め、どんな企業を受ける傾向にあるのでしょうか。気になるところですよね。

そこで今回は、20代から30代の現在就活に励む学生、すでに働いている社会人を対象に「就活時にどんな企業を多く受けたか」についてアンケートを実施しました。受ける企業を選んだ理由にも注目です。

【質問】
就活で受けたのはどれが一番多い？

【回答数】
大企業：30
中小企業：64
ベンチャー企業：6

大企業にはない中小企業ならではの魅力とは？

アンケートの結果、最も多い回答は「中小企業」となりました。大企業ではどうしても「学歴のフィルター」がかかってしまうという理由から中小企業を選ぶ人もいるようですが、中小企業ならではの魅力に注目した人も多くいることが回答からうかがえます。

回答から、中小企業を志望する人の多くは「どんな仕事をするか」という仕事の内容に重きを置いている傾向があるようです。

業務が細分化されている大企業に比べ、少ない人数だからこそさまざまな仕事をこなす必要がある、すなわち仕事が1つに限定されない、いろいろな仕事に挑戦できる、大きな仕事を任せてもらえやすいというのが大きな魅力になっています。

大企業に比べて人数が少ないぶん、アットホームな環境を作りやすいというメリットもあるでしょう。また、首都圏だけでなく、さまざまな地域に会社を構える中小企業は、自分が生まれ育った愛着のある場所で働きたいという思いを叶えてくれることも期待できるでしょう。

アンケートの結果、2番目に多い回答は「大企業」、次いで「ベンチャー企業」となりました。

福利厚生が手厚く、女性で結婚や出産をした後も長く働きやすいと思ったからです。また、大企業ならではのイベント等があり、GROUP会社としてさまざまな会社と働けるのも魅力であると考えたからです。更に、企業として大きい方が、企業として安定していると思いました。(20代/女性/正社員)
大企業を希望した理由は働く人の多様性を求めたから。採用人数が多い大企業であれば多様性を受け入れていると想定した。(20代/男性/正社員)
副業がしたかったので、リモートワークに対応している企業を中心に探したらベンチャーばかりになりました。(20代/女性/正社員)

現在は働く女性が増えており、結婚出産をしても働き続ける環境を整えているという理由は、今後ますます企業を選ぶ大きな理由になるでしょう。

また「働く人の多様性」を求める声は、個々の性別や国籍、宗教、価値観などを尊重し、共に成長していこうという「ダイバーシティ＆インクルージョン」の考えが日本にも浸透しつつあることを感じさせられます。

また、大企業とベンチャー企業に共通しているのは「柔軟な働き方」を推進していること。ワークライフバランスが叫ばれる昨今、在宅勤務など柔軟な働き方を提案できるというのも、企業を選ぶうえで重要なポイントになるのではないでしょうか。