就活生必見!就活で失敗しない志望動機の理由・書き方

志望動機に書く内容は就職活動が初めての新卒の方とって、難しいと感じるポイントもあるのではないでしょうか?

今回は、効果的な志望動機を書けるように、志望動機の理由・書き方だけでなく様々なコツも含めて紹介します。

志望動機を書くときの基本

新卒の就職活動における志望動機は、採用担当者になぜ自分が志望企業に入社したいのかを伝える説得力が必要です。説得力を持たせるためにも、志望動機を書くためのベースとなる要素を洗い出してみましょう。ベースとなる要素を洗い出すことで、志望動機の内容や方向性などを決めやすくなり、書いた内容に対する理由付けもしやすくなります。

具体的なベースとしては、自分が取り組みたい仕事や将来のキャリア設計、自分の持っている生かしたいスキル・知識などが挙げられます。このようなベースを全て出し、採用担当者が納得するような志望動機を書き始めましょう。

また、志望動機を書く前には、志望企業のことをよく知っておくことも基本です。志望企業がどのような事業を展開しているのか、どのような人材を求めているのか、といったことを把握しないまま志望動機を書いてしまうと、ミスマッチが起こる恐れがあります。

企業側からすると、本当に自社へ入社したいのかわからず欲しい人材と思ってもらえないケースもあるので、しっかり企業研究を行うことが大切です。志望企業の特徴とあらかじめ洗い出したベースを結びつけることができれば、より説得力の高い志望動機とすることができます。

自分と企業を結びつける

志望動機を書く上で大切なポイントとして、自分の人となりや経験と志望企業を結びつける、ということが挙げられます。

入社したい意思や熱意、自分が働くことでできる会社への貢献などを熱心に伝えたとしても、それぞれにおける理由がなければ採用担当者へは伝わりづらくなってしまいます。そこで、過去に自分が体験したことや学生時代に取り組んできたこと、部活やサークルなどで達成したこと、などと志望企業の事業・特徴などを結びつけることができれば志望動機に根拠が生まれ、採用担当者を納得させやすい志望動機を書く事ができます。

具体的には、マーケティング関連の職種を募集している企業へ応募した場合、部活・サークル活動の一環で最新情報をいち早く集めていた体験があれば、情報感度の高さをアピールすることができます。すると、市場の動向や顧客のニーズなどをキャッチする必要があるマーケティングで役立てられる、というように志望動機に根拠をつけることが可能です。

さらに説得力を持たせたい場合は、過去の実績や成績を具体的な数字で示すとより効果的です。

入社後の展望や目標などを考える

志望動機の基礎をある程度固めたあとは、入社後にどのような活躍をしたいのか、入社してから何を目指すのかといったことを具体的に考えてみましょう。

採用担当者としては入社してからどのように成長し高いパフォーマンスを発揮してくれるのか、ということを知りたいため、入社したい気持ちだけを伝えるのではなく、具体的な活躍をイメージさせるような内容を心がける必要があります。

具体的な方法としては、入社後のキャリアパスや行動計画を伝える方法が挙げられます。どのような職種に就いて、仕事をこなしていく中で具体的にどのように成長していくのか、といった計画を伝えると採用担当者はよりイメージしやすくなります。さらに、過去の経験から目標達成のために行ってきた努力なども含めると、より根拠が増します。

また、なぜ志望企業でなければ目標を達成できないのかを伝えることも大切です。入社してからの活躍を伝えたとしても、他の企業でも実現できるような内容では関心を持ってもらえない恐れがあります。

このポイントを効果的に伝えるには志望企業の事業内容だけでなく企業理念や、社員の情報なども収集し、志望企業で働かなければ実現できない理由を考えるようにしましょう。

まずは結論から書く

志望動機を実際に書く上で大切なことは、まず結論から先に持ってくることです。最初に結論を採用担当者に伝えることで的確に自分が言いたいことを伝えることができます。さらに、内容にインパクトを持たせる効果もあるので、興味・関心を惹く効果もあります。

結論を最初に書く際は、一文で端的に伝えることを意識しましょう。内容が長すぎたり、結論の中に入社に関する動機などを盛り込んでしまうと、結局何が言いたいのかわからなくなってしまう恐れがあります。メッセージ性が弱くなってしまうこともあるので、注意が必要です。

結論を書いたあとは、なぜその結論に至ったのか理由を付け加えます。採用担当者が重視しているのは理由です。理由を知ることができれば、就職希望者の考え方や仕事観、人間性といった中身の部分を知ることができます。このポイントで採用担当者を納得させることで、より強く志望動機を伝えられます。

理由を添えるときは自分がこれまで体験してきたエピソードを交えながら話すと、自分の言葉で話していることが伝わり安く、説得力が増します。インターネットなどで拾ってきた例文のような内容では、誰にでも書ける志望動機になってしまう恐れがあり、採用担当者の目に留まらないケースもあるので注意しましょう。

入社したい意思・熱意を伝えるには?

志望企業へ入社したい意思や熱意を伝えるには、なぜその業界・職種でなければならないのかを志望動機で伝えることが大切です。

やりたい仕事を選ぶ際の選択肢はいくつもあり、業界・職種も多種多様となっています。様々な業界・職種の中から、なぜ志望企業が属する業界を選んだのか、なぜ志望企業が募集する職種を選んだのかといったことを具体的に伝えなければ、他の企業でも良いのではないかと採用担当者に考えられる恐れがあります。

志望動機にこれらの理由を書くときのポイントとしては、他の企業ではダメな理由を考えることと、志望企業にしかない特徴や強みなども調べておくことです。これらのポイントを押さえて、志望企業であれば成し遂げられることや、自分の持っているスキル・知識などが志望企業で発揮できる、といったことを志望動機に書くことで採用担当者に入社したい気持ちを伝えやすくなります。

他にも、自己分析をしっかり行うことも忘れないようにしましょう。自分が将来的に志望企業で成し遂げたいことを伝えるには、過去を振り返って成し遂げたいと考えた理由が必要です。どんな経験に影響を受けたのか、これまでの経験で得たスキルや知識などを考えて、一貫性のある志望動機に仕上げるよう心がけることが重要です。

伝わりやすい書き方とは?

文章を書いている中で内容が複雑になってきたり、詰め込みすぎた印象になってしまった場合は無理やり一文の中へ収めようとはせず、いくつかの文に分けて見やすくする必要があります。さらに、なるべく文章の内容をシンプルにして、自然な流れになるようにしましょう。

また、文章の構成を考えることも大切です。構成によって伝わりやすさは変わり、読み手となる採用担当者の印象も変わります。まず簡単に意識できるポイントとしては句読点の位置です。句読点は音読する際の息継ぎを行うポイントではなく、文章を読む際に意味が固まっていることを視覚的にわかりやすくする記号、意味の切れ目を見た目で理解できるようにする記号と考えておきましょう。

採用担当者は志望動機に書かれている内容のみを意識して読んでいますが、読みにくい文章は相手に頭を使わせてしまい疲れさせることもあります。少しでも採用担当者にストレスを感じさせず、志望動機全体がマイナスな印象を受けないためにも、句読点を意識して読みやすい文章にすることが重要です。

逆に、全体が読みやすい文章になっていると、自身の魅力を伝えやすくなる他、文章構成に関するスキルを評価してもらえることもあります。

また、伝わりやすい文章を書くときのコツとして、書いたあとに自分で読み返すことが挙げられます。書いている最中は気づかないことも、あとから読み返すことで違和感を感じることがあります。場合によっては、頭をリフレッシュさせるために数日空けてから読み返すという方法もあるので、自分に合うやり方で試してみましょう。

志望動機を書くときの注意点

志望動機はコツを踏まえて書いていくことで魅力的な内容に仕上がりますが、いくつかの注意点を守って書かなければマイナスな印象を抱かれることもあります。

まず、注意しなければならないポイントは、自己成長したいことのみをアピールしないことです。会社は働く場所であり、自分が成長するだけの場所ではありません。自己成長は将来的に会社へ貢献できることをアピールするために重要なポイントですが、自己成長だけを掲げてしまうと採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。

ポジティブな印象を与えるには、仕事を通じて成長することで仕事を成功させ、会社へなんらかの貢献をすることまで書くことが大切です。本来の目的を見失わず、適切にアピールしましょう。

他にも、一貫性のない内容も避けなければなりません。アピールしたいことが多すぎて主張がバラバラになってしまうと、本当に見てもらいたいポイントのアピール力が弱くなってしまうことがあります。

さらに、他のアピールと主張内容に矛盾が生じてしまうケースもあり、結局何が伝えたかったのかわからなくなってしまいます。書いている内容に矛盾が生じてしまうと嘘を書いていると思われることや、信用できない人と思われてしまうこともあります。

志望動機を書く際は伝えたい内容をいくつか絞って、主張がブレないように気をつけることが重要です。

企業だけでなく、自分のことも把握しておこう!

志望動機を使って志望企業へ入社したいことをアピールするには、自分の能力をいかに活かすことができるのか、将来的にどのような活躍ができるのか、といった内容を含める必要があります。

しかし、これらの内容を書くとなると企業に関することだけではなく、自分の過去の経験や仕事に活かすことができるスキル・知識に関しても把握しておかなければなりません。

志望動機を書く際は企業研究と自己分析をしっかり行い、効果的な志望動機にしましょう。

執筆者:Y・I 女性 18卒

現在の職業:人材コーディネーター(求職者との面談を主に担当しています。)