就活で使える履歴書の書き方とポイント【テンプレート付き】

新卒で就職活動を行う人の中には、履歴書を書くのが初めての人もいるのではないでしょうか?

履歴書はいくつかのポイントを押さえておくと、書き慣れていなくても上手く書くことができます。

今回は、具体的な履歴書の書き方と、押さえておきたいポイントを紹介します。

履歴書の項目ごとの書き方

履歴書の項目ごとの書き方
Resume / Woman

就職活動を成功させるために、履歴書の項目ごとに正しい書き方を理解しておきましょう。

まずは、基本情報欄(日付や氏名、年齢など)に関してです。日付は郵送する場合、提出日かその前日を記載し、面接に持っていく場合は当日の日付にします。氏名は採用担当者が読みやすいように、姓・名の間に空白を入れるように意識することが大切です。

また、住所は都道府県を省略せずに記載し、マンション名なども細かく記載します。次は学歴欄の書き方です。学歴は元号表記を統一し、学校名は略さずに記載します。

次に、免許・資格欄では先に取得している免許を記入し、そのあとで資格を書いていきます。どちらも正式名称で記入する必要があります。

また、取得したときから免許・資格の名称が変わっているときは、取得した際の名称で記入しましょう。そして、志望動機欄の場合は、経験に基づいた具体的な内容を心がけることが大切です。

具体的な内容を心がけることで、自分自身の持っている能力がどのようなものかを採用担当者にイメージしてもらうことができます。

さらに、採用担当者に欲しい人材と思われるよう、応募企業が求めている能力や経験を把握して記載する必要があります。

また、本人希望欄に関しても書き方を理解しておきましょう。

まず、趣味や特技は面接時の話題になる可能性があります。そのため、嘘の内容や、あまり興味のないことを書くのは避けるようにします。

書く際のポイントは趣味を優先する人だと思われないように、複数の趣味を記載するのではなく、なるべく内容を絞り込んで書く事です。また、待遇面などについては、志望企業の規定に沿う旨を伝える内容にします。

希望職種に関しては、複数の職種を記載しても問題ありません。最後に、誤字脱字がないか確認するため、履歴書全体をチェックしておきましょう。

書き終わった直後に見直しても問題ありませんが、数時間後や翌日などに見直すことで、頭がリフレッシュされてミスを見つけやすくなります。

履歴書を書く上での注意点

履歴書を書く上での注意点

履歴書は手書きとPCによる入力、2種類から選ぶことができます。指定がない場合はどちらで提出しても問題ありません。

しかし、企業によってはどちらかを指定している場合もあるので、事前に確認して書くようにしましょう。

また、手書きで書く際は採用担当者が読みやすい字を心がけることが大切です。きれいな字を意識しすぎる必要はありませんが、文字の大きさを揃えたり、文字の間隔を詰めすぎたりしないようにするだけでも、読みやすい文字になります。

PCで入力する場合は、テキストが崩れないように意識します。さらに、文字のフォントが途中で変わってしまうのも、読みやすさを考えて避けるようにしましょう。内容に関しても、読みやすさを重視して簡潔にすることがポイントです。

また、履歴書の各項目では空白や空欄を作らないことにも注意しなければなりません。空欄や空白が目立ってしまうと、熱意ややる気を伝えられない恐れがあります。

さらに、自分の入社したい意思が伝えられないケースもあるので、どの項目もなるべく埋めるようにしましょう。資格や免許の欄に記載する内容がない場合は、空欄にせず「特になし」と記載して問題ありません。

学歴欄では入学と卒業が同じ学校だったとしても、同上と記載せずに正しい名称を記載する必要があります。さらに、少しでも自分を良く見せるために、嘘の学歴を記載しないようにしましょう。

後から嘘が発覚した場合、内定の取り消しに繋がる恐れもあるので注意が必要です。

他にも、履歴書の記入にシャーペンや鉛筆などの文字が後から消えるペンを使用してはいけません。使用するのは黒色のボールペンにします。

文字が消えるペンで書いてしまうと、郵送される途中で紙が濡れて消えてしまう恐れや、誰かに書き換えられるといったトラブルが発生する可能性もあります。

また、公式の書類に消える文字を使用するのはマナー違反となってしまい、書類選考の時点で落とされる恐れがあることを理解しておきましょう。

ボールペンを使用する際の注意点として、インクのにじみや、書き換えなどが挙げられます。インクがにじんでしまうと文字が見えづらくなる原因になります。

そして、書き間違いが発生し文字を書き換える際、2重線などで間違えた文字を消してしまうことも見えづらくなる原因になるので控えるようにします。

書き間違えた場合は、最初から書き直すようにしましょう。少しでも書き間違いを少なくするには、あらかじめ見本となる履歴書を一つ作成しておき、その見本通りに書くことです。

テンプレートを紹介

趣味・特技や志望動機などは、テンプレートを参考にして書いてみましょう。まず、趣味・特技欄にスポーツに関することを記載する場合のテンプレートです。

「私の趣味は高校生の頃から続けているテニスです。週末には近くのコートを借りて、友人たちと一緒に練習しています。去年の10月には自分の実力がどの程度なのかを確かめるために、地区内の試合に参加しました。結果は3位と、想像していたよりも良い結果を残せたことに達成感を感じています。努力を行うことで成果が出せる人材である、という自信があります。」

次に、志望動機に関するテンプレートです。

「私は人とのコミュニケーションが好きで、接客業として活躍できる貴社を志望しました。私は大学1年生の頃からアパレル関係の店舗でアルバイトをしており、その店舗のアルバイトのリーダーとして働いてきました。私がリーダーとなったことで、お客様からのクレームが3割減り、店舗の売上アップにも貢献した実績があります。これまで培った経験とスキルを活かして、お客様と深く関わり合う貴社の仕事で活躍できると考えています。」

丁寧な書き方を心がけよう

丁寧な書き方を心がけよう

履歴書は採用担当差に見てもらう重要な書類です。書いてある中身を重要視するのは大切ですが、書き方が雑になってしまうと最初から最後まで読んでもらえない恐れがあります。

特に、大きな企業の採用担当者は毎日何通もの履歴書を読みます。汚い字や読みづらい文章の履歴書があると読み込むことに疲れてしまい、内容を把握してもらえないケースがあります。

そのため、なるべく丁寧な時を意識して、読みやすさも考えた履歴書を書くようにしましょう。

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