これでOK!2020卒の効率の良い就活の進め方・やり方

2020年に卒業予定の大学生の中で、すでに就活の準備を始めている人は多くいます。就活は、卒業間近になってから始めたのでは遅く、自分よりも早く就活を始めた人と比べ、大きなハンデとなってしまうことが考えられます。

そこで、今回は2020年に卒業予定の大学生に向けた、効率の良い就活の進め方について解説していきます。

自己分析をして適正を判断

自己分析をして適正を判断

就活をする上で、自分がどのような仕事に就きたいのかがわかっていなければ、就活の始めようがありません。そこで、まずは自分がどのような仕事に興味があるのか、どんな仕事が自分に向いているのかを把握する必要があります。それを把握するために行うのが自己分析です。

自己分析を行えば、自分がどんな仕事がしたいのか、自分にはどのような仕事が向いているのかを認識することができます。

大学生の中には、自己分析を行うことになんの意味があるのかわからないと考える人もいます。しかし、自己分析を行わなければ一度就職しても、やっぱり自分には向いていないという理由や、やっぱりこの仕事は好きではなかったなどの理由で退職をしてしまう可能性が高くなってしまうのです。

そこで、自分は何が好きで何が嫌いか、自分の性格にはどんな仕事が向いていて、どんな仕事が向いていないかを明確にすることがとても大切なのです。そうすることによって、効率的に自分にあう仕事を見つけることができる場合があります。

企業研究で理解を深める

企業研究で理解を深める

企業研究とは、自分が興味のある企業の業績などを調べ、理解を深めることを指します。就活を始めるのであれば、まずは自分が興味のある企業をいくつかピックアップし、その企業について調べることから始めることがおすすめです。

企業研究を始めたいと思っている人の中には、企業の業績や会社概要だけを調べてしまう人もいますが、企業の業績を調べるだけでは理解を十分に深めることが難しいです。そのため、どのような顧客と取引をしていて、どのような事業展開を行っているのかなど、具体的に調べていく必要があります。

更に、企業だけでなく、興味のある業界についても調べを進めることで、その業界の将来性などについても理解を深めることができます。業界の将来性について理解をすることができれば、自分が就職を希望する企業が今後どのように成長をしていくのかを判断しやすくなります。

例えば、AIが導入されて市場規模が小さくなりそうだと予想することができれば、将来性に不安があると判断することも可能であり、逆に人手不足だが需要があるという業界を見つけることができれば、今後の成長に期待が持てるため、就職先の第一候補として選ぶこともできるのです。

また、企業研究を行えば、面接時に面接官とのコミュニケーションが取りやすくなる場合があり、好印象を与えることが出来る場合もあります。

インターンシップで経験を積む

インターンシップで経験を積む

インターンシップとは、就活を控えた大学生が、お金を目的とせず就業体験をすることや、自分の適性を探ることなどを目的として仕事を行うことを指します。インターンシップを行うことで、その企業の雰囲気を感じ取ることができたり、社会人としての経験を積むことなども可能となります。

インターンシップには、大きく分けると短期と長期に分けることができ、自分の目的に合わせて選ぶことができます。

短期のインターンシップでは、インターンシップに参加した他の大学生とのグループワークやディスカッションをさせてもらえる場合が多いです。

また、先輩社員に同行し、仕事内容を見て学ぶことが出来る場合もあります。長期のインターンシップでは、基本的には正社員と同じような働き方をします。もちろん最初は先輩社員に教えてもらいながら仕事を学びますが、仕事を覚えてくるとどんどん他の仕事を任せてもらえる場合もあるのです。

長期のインターンシップをすることで、自分がやらなければならない仕事も増えるため、自己分析を行うには最適の場と言えます。

実際に仕事を行ってみると、自分のイメージとは全く違っていたり、自分には向いていないと思っていたことが意外と得意であることに気づく場合もあるのです。そのため、自己分析を行いながら社会人としての経験を積みたいと考えているのであれば、長期のインターンシップもおすすめです。

エントリーシートでライバルと差をつけろ

エントリーシートでライバルと差をつけろ

エントリーシートをしっかりと書くということは、希望する企業に内定をもらうための第一歩ともいえます。逆にエントリーシートで手を抜いてしまったり、上手く自分をアピールすることができなければ、それだけで選考を通過することが出来なくなってしまうことも考えられます。エントリーシートで自分を上手くアピールするためには、まずは書き方を理解する必要があります。

文章を書くときには、読み手にとってわかりやすく書くということが基本です。自分ではアピールしたいポイントをしっかりと書いているつもりでも、読んでいる側からしたら何が言いたいのかわからないとなってしまうこともあります。

わかりやすい文章を書くためのコツとしては、結論から先に書くことです。そしてその後に、理由などを具体的に書いていくと、読み手にとって理解しやすい文章を書くことができます。更にライバルと差をつけるためには、文章力を上げることがおすすめです。

文章力を上げて、自分が伝えたい、アピールしたいポイントを明確に伝えることができれば、それだけで周りと一気に差をつけることができます。文章力を上げるためには、3Sというポイントを抑えておく必要があります。

一つ目のSは、StraightのSです。回りくどい言い方ではなく、率直に伝えたいことを述べるということが大切になってきます。

二つ目のSは、SpecificのSで、具体的にという意味になります。読み手がその状況を想像できるように、できるだけ細かく書くことがポイントです。

三つ目のSは、SimpleのSです。相手にわかりやすく具体的な文章を書こうと思うと、逆に色々な情報が混ざってしまい、読みにくい、わかりにくい文章が出来上がってしまうことがあります。

そうならないためにも、まずは文章の構成を考えて、自分の中で何が言いたいのかを整理しながら文章にしていくと、簡潔に言いたいことをまとめられるようになります。

面接対策で雰囲気に慣れる


就活を進める上で、面接対策はとても大事になってきます。なぜかというと、いくら人と話したり、コミュニケーションを取ることに自信がある人でも、面接本番は、会場内にいつもと違った張り詰めた空気が流れます。

更に、自分も緊張している可能性が高いため、そのような精神状態で面接に挑んでしまうと、言葉に詰まってしまったり、話したい内容をど忘れしてしまうことが考えられます。そのような状況を避け、ベストな状態で面接に挑むためにも、まずは面接の雰囲気や流れに慣れておく必要があるのです。

また、面接時によく聞かれる質問もいくつかありますので、もし本番で聞かれた場合にどのように答えるのかをあらかじめ練習しておくことも効果的です。

面接対策をする場合、大学の先生や家族、友人に頼んで面接官役をやってもらうという方法もあります。しかし、何度も話したことがある先生や、中のいい友達、毎日会話をする家族などに面接官役をやってもらうと、本番の雰囲気を演出できない場合がありますので注意が必要です。

できれば、その企業や業界に就職した先輩や大学内のキャリアセンターの職員などにお願いをして、本番さながらの緊張感を演出することが出来る場を作ることが大事になってきます。そして、面接練習をしている自分の姿をビデオなどで録画しておき、表情や話すスピードなどを修正していくことが大切になってきます。

忘れてはいけないのが筆記試験対策

忘れてはいけないのが筆記試験対策

多くの企業で面接に加え、筆記試験を行っています。そのため、エントリーシートや面接練習をしっかりと行うことも大切ですが、筆記試験についても対策をしておくことが大事になります。筆記試験を行うタイミングは、企業によって異なりますが、エントリーシート提出、筆記試験、面接と進んでいく場合が多いです。

そのため、いくら面接練習をしっかり行っても筆記試験に合格することができなければ、面接までたどり着かない場合もあるのです。就活時の筆記試験は、大きく分けると能力検査と性格検査に分けることができます。

能力検査は、国語や数学などの基礎的な知識があるかどうかを判断するためのテストです。性格テストとは、その名の通り受験者はどのような性格かを判断するテストです。これらのテストの結果によって、企業が求めている人物像とマッチしているかどうかということや、どのような仕事が向いているかなどを判断されます。

また、筆記試験にはいくつかの種類があり、最もメジャーなのがSPIと呼ばれるテストです。これは多くの企業が採用しているテストであり、中学や高校で習った範囲の問題が出題されます。

SPIを攻略するコツは、とにかく早く、たくさんの問題を正確に解くことです。SPIの特徴は、制限時間が短く、問題数が多いことです。そのため、少しでも早くたくさんの問題を解けるように、過去問などを使って対策をしておくことも大事になってきます。

これ以外にも、たくさんの種類のテストがあるため、就職を希望する企業が例年どのようなテストを出題しているかを確認し、対策を行っておくことが重要です。

企業説明会は絶好のチャンス

企業説明会は、面接前に企業の人と接することができる絶好の機会です。この場で自分の名前と顔を覚えてもらうことができれば、就活を有利に進めることが出来る場合もあります。自分のことを印象付けるために効果的なのが、質問をすることです。

基本的に企業説明会では、質問をすることが出来る時間が設けられていますので、そのタイミングを狙って質の高い質問をすることで、企業の人事担当に好印象を持ってもらえる可能性もあります。

質問をする際には、言葉遣いにはもちろん気を付ける必要がありますが、それ以上に元気よくハキハキと話すことが大切になります。また、質問をする前に必ず自分の大学名と名前を言うようにしましょう。

これは、人事担当に名前を覚えてもらうためだけでなく、社会人としての最低限のマナーだからです。ただし、企業によっては、大学名と名前を名乗ることを禁止する場合もありますので、臨機応変に対応することが大事です。

無駄のない効率的な就活をするためには

無駄のない効率的な就活をするためには

就活をする上で、できるだけ無駄を省き、効率よく進めるということはとても大事になってきます。なぜかというと、就活生は、意外と忙しく時間に追われることも多いため、スケジュール管理がしっかりできている人とそうでない人では、気持ちの余裕にも差が生まれるからです。

前もって準備をしたり、対策を行っておけば、気持ちの余裕も生まれ面接や筆記試験においても、緊張することなく本来の自分の力を発揮できる可能性がグッと高まるのです。

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