就活で親に反対された時の対処法7選!

就活をしている時には色々な悩み事が生じるものですが、その中でも親から反対されることは厄介な問題となります。

上手く対処しておかなければ、就職が決まった後でも家庭内で揉め事が続く恐れがあるからです。

この記事では、就活中に親から反対された時の対処法を7つ紹介します。

まずは親の話をきちんと聞いてみる

まずは親の話をきちんと聞いてみる

就活で親に反対された時の対処法の一つ目に挙げられるのは、まずは親の考えをきちんと聞いてみることです。

例えば、反対されたこと自体に腹を立てたり、何を言われようとも自分の意志は変わることはないと頑なになったりして、親の話に全く耳を傾けようとしない人もいるでしょう。

しかし、それでは何も問題が解決しないばかりか、親との関係が悪化して家庭内の雰囲気が険悪になる恐れを生じさせかねません。

そうならないようにするためには、反対されたからと言って感情的にならずに、親がなぜ反対しているのか、どういった会社に就職して欲しいと思っているのかなどの考えをしっかりと聞いてみるのが良いやり方となります。

そのような心の余裕を持つことも、社会人を目指す学生には肝心だと言えるのです。

親の話を聞くことのメリットとしてまず考えられるのは、人生経験が豊富な年長者の意見は参考になる場合が少なくないことです。

就活をしている人の中には、確固たる考えがあって今の会社に入ろうとしている人もいれば、ただ何となく決めたと言う人もいるでしょう。人生経験の少ない学生では、その会社に重要な問題点があることに気づかない場合もあるかも知れません。

確固たる考えがあるわけではなく目指す会社を決めた人が、親の話を聞いて反対する理由がもっともだと思えた場合に、目指す道を変えてみるという選択をすることは決して悪いことではないと言えるのです。

親のアドバイスを素直に受け入れることで、会社に入った後で後悔しないで済む場合もあり得るからです。

もちろん、親の話を聞いても自分の目指す道を変えようとは思わない人は大勢いるでしょう。

そういった人にとっては、親の話をきちんと聞くことでその後どのように対応すれば良いかを判断しやすくなることが、この対処法の大きなメリットとなります。

なぜ反対しているのかが分からないようでは、どのように親を説得すれば良いかが具体的に見えて来ません。しかし、親が反対している理由がはっきりと分かれば、それに適した効果的な対応を考えやすくなるのです。

知らない会社だから反対されている場合の対処法

親が就活に反対することが多いのは、自分が名前を知らないような会社に子どもが入ろうとしている時です。

どのようなところなのかがまるで分らないような会社で子どもが働こうとしていたら、親としてはその将来が不安になってしまうのは仕方がないことでしょう。

ただ、そのような場合には、親が知らないだけで同種の業界ではそれなりに名前が知れ渡っていることもあれば、業界内でもあまり知られていないこともあります。

したがって、入ろうと考えている会社がそのどちらに近いかによって、親の反対への対処法を変えるのが効果的だと言えます。

対処法の二つ目として挙げられるのは、その前者のような場合に、実は業界内ではよく知られた会社であることを説明することです。

例えば、親の年代の人にはなじみがないようなIT関連の会社である場合に、若い世代の人たちの間で人気のアプリを色々と開発していたり、多くの人に利用されているサービスを提供していたりといったように、具体的な例を挙げて分かりやすく丁寧に説明するのです。

業界内での売り上げの順位が高かったり、大きなシェアを誇っていたりする場合には、その数字を伝えるとより効果的です。

そうすることによって、それまでは名前すら知らなかった会社だけど、実際にはしっかりとした会社なのだということが分かってもらえて、反対されなくなることが期待出来ます。

三つ目の対処法として挙げられるのは、入ろうとしている会社が全くの無名であるような場合に、親の不安を解消させられるような長所を出来る限りたくさん取り上げて、どのような会社であるかをきちんと説明することです。

例えば、創業してから長い年月が経っている老舗である、社員の平均勤続年数が長い、平均給与が高めであるといったように、その会社の良いところをいくつも取り上げると良いでしょう。

世間的には有名ではないけれど、十分に安心できる会社であると思ってもらえるように話を持って行くのです。どのような会社なのかがある程度具体的に理解できれば、不安が軽減されて反対する気持ちが薄れることが期待出来ます。

会社の将来性に対しての不安から反対されている場合の対処法

親が会社の名前を知っていたとしても、入ろうとしているのが創業されたばかりのベンチャー企業や、規模の小さな企業のような場合には、その会社の将来についての不安から反対されることが珍しくありません。

将来が安泰だと思えるような、大手企業への入社を目指してほしいと考える親が多いからです。現実問題としては、大手企業であっても絶対に将来が安泰だと言えるわけではないのですが、それでも親の世代の人たちの中には、ベンチャー企業や中小企業に入るよりは安心できると思う人が少なくありません。

親の反対への対処法の四つ目は、そういった場合にその会社の将来性や、そこで働くことによって得られるメリットなどを具体的に示して、自分は決して危ない橋を渡ろうとしているわけではないことを説明することです。

例えば、今はまだ規模は小さくても業界内では大きな注目を受ける有望な企業であったり、今後どんどん成長して行くと予想される分野に携わっていたりといったように、将来性のある会社だと言える理由があれば説得がしやすくなります。

もしも、将来性があると言える具体的な理由が見つからなければ、将来の役に立つスキルが身に付くことなど、その会社に勤めることによるメリットを伝えて、親の持つ将来への不安を少しでも軽減するように努めると良いでしょう。

対処法の五つ目に挙げられるのは、会社の将来性に不安を持っている親に対して、理屈ではなく情熱を持って説得を試みるというやり方です。

例え将来に不安があったとしても、自分はその会社に絶対に入りたいと思う気持ちを真剣に訴えるのです。

その場合には、例えばまだ年長者が少ないベンチャー企業だからこそ、若くても責任のある仕事を任せてもらいやすいことや、その会社で働くことが自分の抱いている夢を実現させるために必要であることなど、その会社で働きたいと言うのも納得だと思えるような理由を伝えると良いでしょう。

そうすることで、子どもが心の底から望んでいることであれば、不満はあるけれど応援してあげようと思ってもらえる可能性が出て来ます。

親元を離れることを反対されている場合の対処法

就活の際に親が反対する理由は、必ずしも入ろうとしている会社そのものに不満があることだけとは限りません。

会社に関係のない反対の理由の中でも特に多く見られるのが、地元から遠い会社への就職を目指している場合のように、就職を機に親元から離れようとしていることです。

中でも、地方から都会へ出て行って、初めての一人暮らしをするような場合には、子どもの身を心配する親が少なくないでしょう。

親の反対への対処法の六つ目に挙げられるのは、このような場合に親の心配を少しでも和らげられるように、親子の間での妥協点を探ることです。

例えば、一人暮らしを始めてからしばらくの間は毎日メールなどで連絡を取り合うことや、何ヶ月に一度は実家に帰ることなどを約束して、親元を離れることを納得してもらうのです。

さらに、就職先が決まった時には住む部屋を親と一緒に探しに行って決めるようにすると、どういった環境で生活して行くのかが具体的に分かるので、より安心してもらいやすくなるでしょう。

また、子どものことが心配なのではなく、単に自分が寂しくなるからといった感情的な理由で、親元を離れることを反対する親もいるかも知れません。

最後の対処法となるのはそのような場合に、親が子離れできるようにしっかりと話をすることです。

例えば、学校を卒業して社会人になったら、それまでとは違って一人の責任ある大人として生活して行かなければならないとか、親の側にいたのではいつまでも親を頼りにし過ぎてしまうため、就職を良いきっかけにして独立したいといったように、親離れする時期が来たことを真摯な態度で伝えるのです。

この場合には嫌な気分での別れにならないように、これまで育ててくれたことに対する感謝の気持ちを持って接することが肝心です。

就活はあくまで自分のために行うものである

親が子どもの就活に対して色々と口を出すのは、子どもに対する愛情の表れであることが多いものです。とは言え、もしも親の反対を無条件に受け入れて自分の希望を曲げてしまったら、後々まで後悔し続けることになってしまいかねません。

そうならないようにするためには、就活を行うのは親の期待に応えるためではなく、あくまで自分自身の希望を叶えるためであることを意識することが肝心です。親の反対に上手く対処することは、学生から社会人へ踏み出す道のりの一部だと言えるのです。

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