就職が中々決まらない!就活の不安を解決する3つの方法!

「今後のご活躍をお祈り申し上げます」就活中にこれ以上気の滅入る文章はないでしょう。

懸命に就職活動をしているのに、なかなか内定をもらえないと不安になるものです。

精神的に参って悪循環に陥らないために、今回は就活の不安を解消する3つの方法を紹介します。

不安を抱えたままでは就活はうまくいかない

人が何かをするときに不安を覚えるのは、自分に自信が持てないことの表れです。

不安は人間のパフォーマンスを阻害します。

不安を抱えたままでは目の前の物事に集中できず、思いもよらないような失敗をしてしまいます。

倍率が高く競争が激しい会社の採用試験では、ミスは結果に大きく響くことになります。

不安を持ったまま採用試験に挑み、不合格になるとショックを受けて、次の採用試験はうまくいくのだろうかとまた不安が募っていきます。

このように就職活動がうまくいかない状況が長く続くと、不安がさらなる不安を呼ぶ負のスパイラルに陥ることになります。

どこか1社からでも内定がもらえれば、この悪循環を断ち切ることができます。

しかし、一度悪い流れにはまってしまうと脱却が難しくなります。

そのため、採用試験に挑む前、採用試験に落ちた後、長らく内定がもらえていない期間、これらのどこかの段階で気持ちをリセットする必要が出てくるのです。

採用試験に臨む際の不安の取り除き方

採用試験前に感じるプレッシャーには大きく分けて2つ種類があります。

1つは「受かるかどうかわからないという不安」、もう1つは「採用試験に慣れていなくて、その場の空気に委縮してしまう不安」です。

「受かるかどうかわからないという不安」は、自分に自信がないことの表れです。

学校の定期試験でもしっかりと勉強をしていると落ち着いて問題を解くことができますが、中途半端な勉強しかしていないと試験前から不安を感じ、解くことができない問題が出てきたときにはパニックになってしまいます。

一度気持ちが乱れると悪循環にはまりやすくなります。

わかるはずの問題も、問題文の意味を取り違えるなどといった信じられないようなミスをしてしまうのです。

採用試験の筆記試験でも同じことが言えます。

また面接においても、不安を抱えたままでは、表情、姿勢、声の調子、質問に答えるテンポなどに弱気な内面が無意識に浮かび上がり、面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。

採用試験前の不安を解消するには「準備をしっかりする」ことが重要です。

筆記試験に対する勉強はもちろんですが、志望する企業のリサーチを行うことも重要です。

企業理念や携わっている事業内容を把握することで、自分のどのスキルが企業のどの仕事で役立つかを面接でアピールしやすくなります。

自分のセールスポイントを述べるのも大事ですが、それが会社にとってどうプラスになるかを説明できなければ、面接官には響かないのです。

さらに、本番に臨む前には、企業面接の対策本や就職支援サイトなどから、面接時に押さえておきたいポイントを勉強するようにしましょう。

ただ書かれていることを読むだけではなく、自宅などで本番をイメージして自己紹介や受け答えを実際に声に出して予習するのも大事です。

頭で考えるのと身体に体験させるのとでは、習得の度合いが違います。

「採用試験に慣れていなくて、その場の空気に委縮してしまう不安」を解消するには、数を受けるのが一番です。

習うより慣れろという言葉があるように、最初はおぼつかないことも、回数を重ねていくうちに地に足がついてできるようになります。

可能であれば、第一志望の企業の採用試験を受ける前に、別の会社の試験を受けることがおすすめです。

1回でも採用試験を経験すると、次から採用試験独特の雰囲気に飲まれる心配がぐんっと減ります。

また、志望する企業がインターンシップを設けている場合は、申し込みをしてあらかじめ会社の空気に慣れておくのも不安を取り除く有効な手です。

自分が納得していないと不安は生まれてくる

採用試験において不安は小さいほうがいいですが、ゼロにする必要はありません。

ちょっとした不安はほどよい緊張感となり、気が引き締まった状態で面接に臨めます。

自分に自信がつけば、不安は自然と少なくなります。

そのためには、採用試験の準備に真剣に取り組む必要があります。

もちろん、志望する企業を目指すなら努力は不可欠ですが、採用試験のための学習が長く濃いものであればあるほど、その経験が心の支えになってくれます。

準備の内容で特に大切なのが、自己分析と企業への綿密なリサーチです。

会社への理解を深めてから自分に合う企業だと納得できたらエントリーをするようにしましょう。

労働条件や給与ばかり見ても、その企業が自分に合う合わないはわかりません。

世間の潮流に流されるように大企業ばかり受けるのではなくて、自分が社会に出てどんな仕事をしたいか、そのためにはどこの企業に入社するのがいいかを考える方が重要です。

自分が納得できていなければ、採用試験の段階で入社後の不安が出てきます。

採用試験に落ちたときの不安の取り除き方

1回で内定がもらえるならそれに越したことはありませんが、どんなに準備万端で採用試験に挑んでも落ちるときはあります。

特に努力の末に不採用になったときは相当なショックに見舞われ、自分はダメなのではないかと不安がやってきます。

この不安をいつまでも抱えたままでは次の採用試験で弱腰になってしまい、面接官に好印象を残せずに試験が終わってしまいます。

内定に落ちたあとに不安を抱えないためには、気持ちの切り替えが必要になってくるのです。

心に留めておきたいのは不採用になったからといって「あなた自身が否定されたわけではない」ということです。

面接でしっかり受け答えができた場合でも、試験官がミスマッチを感じれば不採用になります。

ミスマッチにもいくつか種類があり、よくあるものでは、就活生が企業側の求めるスキルを持っていなかったという技術面のミスマッチや、就活生の性格が社風とは合いそうにないと判断される性格面のミスマッチが挙げられます。

ミスマッチはあくまで、企業が求める人材と求職者にギャップがあるという判断です。

就活生の能力や性格そのものを否定しているわけではありません。

また、企業は予算の関係で内定を出す人数に上限を設けています。

そのため、限られた採用人数に希望者が殺到すると優秀と判断された志望者から内定が与えられます。

志望者が多い状況で不採用になってしまった場合は、運が悪かったと思って気持ちを切り替えましょう。

不採用を知らされるのは心苦しい出来事ですが、落とされた理由を客観的に受け止めることで不安を軽減しましょう。

失敗を成功の糧にしよう

採用試験が終わっても、合否の結果が届くまで当日の手ごたえをメモに残すなどして忘れないようにしましょう。

なぜなら、もし不採用になったときに反省ができるからです。試験の様子を客観的に分析せずにほおっておくと「なぜ不採用になったか」という不安が生まれてきます。

そういった不安を作らないために、当時の状況を覚えておくようにします。

面接のときに、自分の経験や能力が企業にどう役に立つかアピールできなかったならば、次回はきちんと答えることができるように、自己分析と企業のリサーチをしっかりする必要があります。

これからも続く就活にフィードバックができるよう、反省をすることで自分の足りていない部分を自覚して弱点を埋めるようにしましょう。

企業とのミスマッチがあったと感じたら、縁がなかったと思って気持ちをリセットしましょう。

やってはいけないのは、次からの面接で社風に関する質問が出た場合に、自分本来の意見を曲げて企業側が望むような回答をすることです。

仮にそのようなやり方で内定をもらっても、後々苦労することになります。

企業から内定をもらうのはゴールではなくスタートです。

社風が合わない企業に入社しても、我慢を強いられる局面に遭遇することが多いでしょう。

悪ければ離職という可能性も出てきます。

内定を早くもらわなければという不安があっても、容易に自分に合いそうにない会社を選ぶべきではないのです。

不採用が長いこと続いたときの不安の取り除き方

採用試験を何度も受けているのに、何カ月も内定がもらえなかったら、負のスパイラルの真っ只中にいるといっていいでしょう。

不採用が続くと、社会から疎外されたような気持ちを感じてしまいますが、そのようなときこそ不安を捨てるべきです。

不安ばかりで気力がなければ、就活に挑むこと自体が難しくなってきます。

就活開始から何カ月も経っていると周りの友人には内定をもらっている人もいるでしょうが、「周りと自分を比べない」ようにします。

ただでさえ内定がもらえずに落ち込んでいるときに、身近な人物と自分を比べてしまうと自己否定も強さをぐんっと増します。

そもそも内定が早くもらえれば偉いというものではありません。内定をもらっている他人との比較は、自分の心を傷つける無益な行為ですのでやめましょう。

また、どんなに採用試験のために準備をしていても、「規則正しい生活を守る」ことが大切です。

食事は三食しっかり食べてください。

食事を抜くと脳に必要な栄養が行き渡らずに、頭の働きや集中力の低下を招きます。

そうなると不安やイライラを鎮めることが難しくなります。

それから、毎日の睡眠はしっかりとるようにします。不安を抱えているときは、脳がコルチゾールというストレスホルモンを放出しやすい状態になっています。

一晩のしっかりとした睡眠は、心を落ちつけて脳をリラックスさせてくれるので、ストレスホルモンの抑制につながります。

不安を抱えているときこそ、食事をしっかり食べて、十分な睡眠時間を確保することで精神状態を健康に保ちましょう。

適度に「気分転換をする」ことも不安を取り除く効果があります。

プロ野球の世界でも、結果を出している選手は気持ちの切り替えがうまいです。

たとえばバッターならば、1本のヒットも打てなかった日には、ホテルに帰ってから好きなDVDを見て気持ちをリセットするという話があります。

その日のダメだった自分を次の日に引きずらないという姿勢です。

採用試験の結果が思い通りにならないときこそ、一度内定のことは忘れて、どこかに遊びに行くなどして心をリラックスさせましょう。

不安が解消されないときはカタルシス効果を取り入れる

一人でストレスの解消法を取り入れても、不安がなくならないときは、思い切って他の人に不安を話してみるのも一つの手です。

信頼のおける相手、たとえば親や友人に恥ずかしがらずに話してみましょう。

人に不安を話すことによって、不思議と心が軽くなるものです。

不安や悩みを口に出して表現することによって、心の負担が軽くなる効果があります。

これを心理学の用語で「カタルシス効果」といいます。

また、他人の意見を聞くことで、今まで自分ひとりでは見えていなかった新しい視点から、自分の就職活動の問題点などが見えてくることもあります。

専門的な意見を聞きたいときは、キャリアカウンセラーを訪ねるのがいいです。

キャリア支援をしている大学にはキャリアカウンセラーが在中しているので、うまく活用して心の不安を取り除きましょう。

不安より自信をもって就職活動に臨もう

不安より自信をもって就職活動に臨もう

就職活動は今後の人生を大きく左右することなので、うまくいかない間は不安になりがちです。

採用試験に合格しなかったときは、自己反省はしても自己否定をしてはいけません。

自己否定ばかりしていたら、採用試験のたびに「また落ちるかも」という思考に陥ってしまいます。このような思考が負のスパイラルの入り口となります。

不安を抱えないためには、不採用になっても落ち込まず、採用試験のたびに準備をして自信をつけることが大切です。

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